創業は1974年。オーナーであるジョシュ・ジェンセンはドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ、ドメーヌ・デュ・ジャックでブドウの栽培や醸造に携わり、そこでブルゴーニュワインの個性は石灰岩の肥沃な土壌から生み出されることを学ぶ。1971年、母国アメリカでロマネ・コンティの味わいを表現するワインを造ることを目指し帰国。数年がかりでマウント・ハーランの近くに石灰岩が豊富にある冷涼な土地、すなわちピノ・ノワール栽培に理想的な環境を見つけ出し、1978年より少量ながら生産を開始した。彼はブルゴーニュを越えるワインは絶対に造れないとまで言われていた定説を覆し、カリフォルニアでピノ・ノワールの最初の成功者となった。さらに1990年にはあまりの品質の高さから、カレラのための唯一の原産地呼称「マウント・ハーラン・AVA」が認められた。またカリフォルニアにおいてヴィオニエというブドウ品種を選択した最初のワインメーカーでもある。