NV A.ロベール　アリアンス No.16 ブリュット　フォソワ　ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト　ヴァレ・ド・ラ・マルヌ　シャンパーニュ/フランス 水曜日のワイン・その1 娘氏のお誕生日イブに、家族3人で晩ごはん。リクエストにより、なかなか予約が取れない、神楽坂のモダン・チャイニーズのお店に伺いました。 誕生日のお祝いですから、やはり乾杯はシャンパーニュ✨ リストには、2種類のシャンパーニュしかありませんが、お店のワインは、敢えて（？）有名銘柄を置かず、少しマニアックなセレクションですが、どれをいただいても間違いない美味しさであることは、以前の来店で体験済みです。 こちらのワインのオーダーの際、思わず「アラン・ロべ……(汗)」と言いそうになってしまいましたが、まったく見たことのない初めての銘柄(苦笑) いただくのが楽しみです！ 見た目は、少しトパーズがかった、淡いプラチナゴールド、非常にキメの細かい泡立ちで、出力はやや弱めの優しいタイプという印象です。 グラスからは、良く熟した柑橘とフレッシュな黄色果実、赤林檎の蜜、程よい熟成香が複雑さを加え、鉱物系のミネラルのニュアンスが全体を引き締める、バランスの取れた香り。 口に含むと、見た目より強い泡の刺激、溌剌とした果実感がありながら、落ち着いた熟成感も感じられ、とても深い味わいです。 いやあ、これは美味しいですね♡ 柔らかく、円やかな口当たりで、しなやかなストラクチャと優しいテクスチャの、素晴らしい質感のワインだと思います。 後で、ボトルの画像をよく見たら、2017年のティラージュ（多分…）で、でゴルジュマンは「1SEM 2022」（2022年第1週？）、ドザージュは5.5g/lと記されていました。 エチケットのメッセージには、「68区画（！）のぶどうのアサンブラージュで、リザーヴワインを40%使用した、現当主による16番目のブレンド」とありました。 価格的に、こちらのワイナリーの「スタンダードクラス」のシャンパーニュだと思いますが、瓶詰後が5年、デゴルジュマンから瓶熟が3年間と、そこそこ熟成を経たワインのようです…。 品種構成は、後で調べたところ、ピノ・ムニエ60％、シャルドネ20％、ピノ・ノワール20％。 メゾンの本拠地、フォソワ/Fossoyは、ピノ・ムニエの比率の高いヴァレ・ド・ラ・マルヌ（60%程度）の中でも、特にムニエ率の高い（75%以上）土地柄のようですね♪ ワインの味わいの中心にある、「柔らかさ」や「優しい果実感」の理由がわかったような気がします。 フォソワは、80%格付けの「オートル・クリュ / Autre Cru」とありましたので、グラン・クリュも1er クリュもないコミューンですが、このワイン、ブラインドで 100%グラン・クリュとか、プレステージ・クラスのシャンパーニュと言われたら、簡単に信じてしまいそうな出来栄えです。 ちなみに、ワイン名のアリアンス/Aliancesは「調和」の意味ですが、「結婚指輪」を指すこともあるそうですから、婚約の際の家族の顔合わせとか、結婚記念日などに飲むのにピッタリなシャンパーニュなのかも？

iri2618 STOP WARS