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2007 ロベルト・ヴォエルツィオ ランゲ・メルロー〝ピッソータ” ピエモンテ/イタリア vinicaに感謝✨ 9/27ワイン会@神田三崎町 divino・その⑥ 6本目は、引き続き赤のターンで私の持ち込み。この日、唯一のイタリアワインです。とはいえ、ピエモンテ産のメルローですから、「フランス」を継続している感もありますね(苦笑) ロベルト・ヴォエルツィオは、凄いバローロや素晴らしいバルベーラのつくり手として、私の心に刻まれている生産者です。 ただ、極く少量ですがメルローもつくっていて、それがなかなか手に入らない「幻のメルロー」…それがこのピッソータでした。 いつか絶対に飲みたいものだと、思い続けていたら、このワイン会に合わせたようなタイミングで、程よく熟成したボトルが目の前に現れましたので、迷わず飛びつきました。 こちらは、アラン・ユドロ・ノエラのクロ・ド・ヴージョとは、いろいろな意味で対照的、まったく異なるキャラクターのワインでした。 あちらが、強い芳香を中心に、その持てる魅力を全力で外向きに振り撒いている、「遠心力のワイン」だとすれば、こちらは、深い味わいに際立った特徴があり、それらの魅力が、すべて内向きの強いベクトルを持っているかのような、「求心力のワイン」。 どちらのワインも、強く、そして洗練されたパワーを持ち、飲み手の官能を惹きつけてやみませんが、そのパワーの向かう方向が、まるで正反対のように思われるのです。 このワインの香りは、とてもエレガントなブラックカラントやプルーン、ブラックチェリーなどの黒果実香が前面に立ち、赤い花、黒いスパイスや鉱物的なミネラルなどが、十重二十重(とえはたえ)に層を成す、立体的で複雑なタイプ。 うっとりするような素晴らしい香りですが、爆発的に膨張するクロ・ド・ヴージョに比べると、やや控えめな印象は否めません。 ただ、口に含むと、陰影に富んだ味わいの緻密さと、凝縮された旨みの密度、瞬間的に舌をグリップする酸とタンニンの収斂性は、まるでバローロのよう⁉︎ 秀逸なネッビオーロのような厳格さを持った液体が、味覚や嗅覚のコアや、身体の中心を目指して、鋭く深く、そして激しく動きながら、こちら向きにダイブしてくるみたいです! 第一印象は、しなやかで軽やか、旨みの塊のようなエキス感たっぷりの味わいでしたが、「運動」の結果として、口の中だけでなく身体全体、特に体幹で感じる味わいはガッチリと構造的◻︎◇ 手前味噌になるので、ホメ過ぎはちょっと恥ずかしいのですが、これはめちゃくちゃ素晴らしいワインじゃないでしょうか? 直前にいただいた、超弩級のクロ・ド・ヴージョと比較しても、まったく引けを取らないどころか、個人的に好みでいえば、こちらの味わいに軍配を上げたくなる、とんでもない美味しさです♡ 過去にいただいたメルロー100%のワインの中でも、確実に5本の指に入るワインだと思いました✨ ところで、ワイン名の「ピッソータ/Pissota」は、畑の名前のようですが、その意味は、はっきりとはわかりませんでした(泣) それでも執念深く検索していくと、素朴な焼き菓子がヒットしました。 どうやらクグロフのように、中心に丸く穴の開いた焼き菓子のようで(クグロフより平べったい)、PisciotaとかPissotta、Pisotaなど、綴り違いの例も散見されますが、基本的には同じお菓子だと思われます。 なぜそのお菓子の名前が畑の名前になったのか? まったく理解が及びません…詳しい方がいらっしゃったら、是非是非教えてください‼︎
iri2618 STOP WARS
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2007 ロベルト・ヴォエルツィオ ランゲ・メルロー〝ピッソータ” ピエモンテ/イタリア vinicaに感謝✨ 9/27ワイン会@神田三崎町 divino・その⑥ 6本目は、引き続き赤のターンで私の持ち込み。この日、唯一のイタリアワインです。とはいえ、ピエモンテ産のメルローですから、「フランス」を継続している感もありますね(苦笑) ロベルト・ヴォエルツィオは、凄いバローロや素晴らしいバルベーラのつくり手として、私の心に刻まれている生産者です。 ただ、極く少量ですがメルローもつくっていて、それがなかなか手に入らない「幻のメルロー」…それがこのピッソータでした。 いつか絶対に飲みたいものだと、思い続けていたら、このワイン会に合わせたようなタイミングで、程よく熟成したボトルが目の前に現れましたので、迷わず飛びつきました。 こちらは、アラン・ユドロ・ノエラのクロ・ド・ヴージョとは、いろいろな意味で対照的、まったく異なるキャラクターのワインでした。 あちらが、強い芳香を中心に、その持てる魅力を全力で外向きに振り撒いている、「遠心力のワイン」だとすれば、こちらは、深い味わいに際立った特徴があり、それらの魅力が、すべて内向きの強いベクトルを持っているかのような、「求心力のワイン」。 どちらのワインも、強く、そして洗練されたパワーを持ち、飲み手の官能を惹きつけてやみませんが、そのパワーの向かう方向が、まるで正反対のように思われるのです。 このワインの香りは、とてもエレガントなブラックカラントやプルーン、ブラックチェリーなどの黒果実香が前面に立ち、赤い花、黒いスパイスや鉱物的なミネラルなどが、十重二十重(とえはたえ)に層を成す、立体的で複雑なタイプ。 うっとりするような素晴らしい香りですが、爆発的に膨張するクロ・ド・ヴージョに比べると、やや控えめな印象は否めません。 ただ、口に含むと、陰影に富んだ味わいの緻密さと、凝縮された旨みの密度、瞬間的に舌をグリップする酸とタンニンの収斂性は、まるでバローロのよう⁉︎ 秀逸なネッビオーロのような厳格さを持った液体が、味覚や嗅覚のコアや、身体の中心を目指して、鋭く深く、そして激しく動きながら、こちら向きにダイブしてくるみたいです! 第一印象は、しなやかで軽やか、旨みの塊のようなエキス感たっぷりの味わいでしたが、「運動」の結果として、口の中だけでなく身体全体、特に体幹で感じる味わいはガッチリと構造的◻︎◇ 手前味噌になるので、ホメ過ぎはちょっと恥ずかしいのですが、これはめちゃくちゃ素晴らしいワインじゃないでしょうか? 直前にいただいた、超弩級のクロ・ド・ヴージョと比較しても、まったく引けを取らないどころか、個人的に好みでいえば、こちらの味わいに軍配を上げたくなる、とんでもない美味しさです♡ 過去にいただいたメルロー100%のワインの中でも、確実に5本の指に入るワインだと思いました✨ ところで、ワイン名の「ピッソータ/Pissota」は、畑の名前のようですが、その意味は、はっきりとはわかりませんでした(泣) それでも執念深く検索していくと、素朴な焼き菓子がヒットしました。 どうやらクグロフのように、中心に丸く穴の開いた焼き菓子のようで(クグロフより平べったい)、PisciotaとかPissotta、Pisotaなど、綴り違いの例も散見されますが、基本的には同じお菓子だと思われます。 なぜそのお菓子の名前が畑の名前になったのか? まったく理解が及びません…詳しい方がいらっしゃったら、是非是非教えてください‼︎
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