オーナーのベルナール・グロはジャン・グロの次男として生まれ、子供のいなかった叔父・叔母のドメーヌであるドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールを1980年に引き継いだ。由緒あるテロワールを尊重しつつ、そこに近代的な最良の技術を調和させ、優れたワインをつくり上げるという使命感をもって、現在8つの地区に分布する20ヘクタールのブドウ畑を所有し事業を展開している。収穫と選果は全て手作業で行われ、醸造は温度が調整できる冷却装置付きのコンクリート製タンクで伝統的な方法で行われる。兄ミッシェルのエレガントさ重視とは対照的に、とても活き活きとして力強くパワーを感じるワインに仕上がっている。