1992年、株式会社欧州ぶどう栽培研究所を設立。新潟市の中心から海沿いに西へ20kmほど行った角田山の麓にある水はけが非常に良い代わりに栄養分は乏しい砂地の畑に最初にブドウを植えた。以来、土作りを続けながら、少しずつ畑を拡大。1993年、ワイン製造場を建設、ワイン事業を開始する。「土地にあったブドウ品種」を見つけるため、創業から数多くの品種のブドウが植わっている。また古くから果物の産地として知られる新潟市南区にも約5haの契約圃場があり、角田浜とはまた違ったブドウが毎年収穫されている。砂と風に育まれたブドウは華やかな香りと繊細な味わいが特徴で、醸造ではその特性を活かしつつ、品種の個性とその年を反映した味わいになるよう造られており、「最高のワインではなく、その風土を表した唯一」のワイン造りを目指している。