20240607 シャトー デ ジャック モルゴン 2020 ムーラン・ア・ヴァンのつもりで買ったモルゴン。 香りが違う。 と気がついて、だいぶショック。 粘土を思わせるような強い土の香り。 色からしてもシラーのような、ひょっとしたらそれより濃いかもしれない深い色調のガーネット。 縁はまだ紫が見えるけど、ほぼグラデーションもハッキリしない。 粘性強く、ディスクも厚め。 香りを改めて。 甘い樽の香りがかなり強い。少し酸味を思わせるような黒果実。カシスより熟したプルーンやブラックチェリーの強い果実の香り。シナモンとクローヴの甘いスパイス。スモーキーなロースト香。パワーありそうな外観と香り。 口に入れるとアタックは強いながらも、ふくよかというほどワイドではなく、ややまろやかなくらいの感じ。 香ばしく熟した、熱量のあるカシスやプルーン。タンニンはやや優しく、酸味もまろやか。 香りにしても味わいにしても、とにかく樽が目立つ。時間の問題なのだろうか。 アルコールは14%超え。喉がカッと熱くなる。 パワフルではあるが、口に沈むような重さはないのでもう少し時間が必要だったのかも。 間違えて買った上に開けるのが早すぎたとは、なんだか申し訳ない気持ち。 お詫びにもう一本買って少し寝ておいてもらおうかな。

Pietro