『No.1148 鶏の脂を転がすように』 【ダーニ・ロゼ/2020年】 ヴァイングート・スールナー/オーストリア・ヴァーグラム ・ツヴァイゲルト ・メルロ ・カベルネ・ソーヴィニョン 合わせた夕飯 ・焼き鳥盛り合わせ(カリヤカ家贔屓の店より購入) ・しし唐のグリル 焼き鳥盛り合わせの内容は、鶏皮(塩・たれ)、もも(塩、たれ)、ぼんじり、豚大葉巻き、つくね、ウインナー。 抜栓し、グラスに注ぐ。さわやかなアセロラを思わせるような淡いピンク色。香りは…うっすらとモモやさくらんぼ、いちごを彷彿させるような果実香。そこまで強くはないけど。あとこれまたうっすらハーブのニュアンス。 一口飲むと心地良い液体の硬さと、桃やさくらんぼの風味。コリっとしたミネラル感がたまらない。ついついスルスルと飲んでしまう。ほのかに甘いがだらけた感じではなく、キリっとした爽やかで凛とした飲み口。後味のグレフル的なほろ苦さもまた乙な感じ。 どの焼き鳥とも相性が良いが、個人的には鶏皮のたれとぼんじりがよかったかな。鶏のたれと脂の余韻を感じつつ、ワインで口中の脂をリセットし、ワインの後味と余韻を楽しむ感じ。 しし唐のグリルともまた良い相性。 夏向けのクールな味わいの一本。ごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ