『No.1307 インプットとアウトプット』 【サッサイア/2021年】 ラ・ビアンカーラ/イタリア・ヴェネト ・ガルガーネガ 100% 合わせた夕飯 ・ケンタッキーフライドチキンとポテト ・ブロッコリーとトマトのサラダ 久々にサッサイアを飲む。少し寝かせた…ような2021年。 抜栓し、グラスに注ぐ…少し濃いめのイエロー…っていうよりは小麦色。こんなに濃かったっけ？うっすらと柑橘や梨めいた香りを感じたり。あと若草のような青いニュアンス。ハーヴィ。 そして一口…口元がついつい緩んでしまう。美味しいなぁ。心地良くキュッとくるアクセント的酸味。梨やシトラス、桃っぽさもほんのり来る果実味。程よいミネラル感。そして何よりグッとくる旨味とじゅわーんと体内に浸透していく様。相変わらず絶妙な着地点で、飲み手のご機嫌をうかがう辺りがさすがの一言。 2021年も美味しゅうございます。 こんなおいしいワインにケンタッキーを合わせてもよいのだろうか…と思わなくもないが、美味しいから良しとしよう。どちらも手が止まらず、勢いよく食べ物が減り、サッサイアも蒸発してるんじゃないかぐらいの勢いで瓶からバイバイしていく…うん、大切に飲みたいな。 なんでもござれ…ってな具合に、いろんな食事に合わせてくれるニュートラルさを持ちながらも、サッサイアならではの味わい(ミネラリーで、フルーティで、浸透圧高めで…うーん、言葉にしづらい)をちゃんと見せてくれるのは。やはりすごいと思う。きっちりインプットされたものをきちんとアウトプットしていってる姿勢が大好きだ。 なんか書いててよくわかんなくなってきたが。 美味しゅうございました。ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ