1984年、ヴィルジリオとリータ夫妻が当時ワイン産地として全く無名であったトスカーナ州、スヴェレートの地に畑をを購入し設立した家族経営の小さなワイナリー。1988年に植樹し、1992年に初リリース。天才エノロゴ(醸造家)として世界的に有名なルカ・ダットーマとともに、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロで造られた『ジュスト・ディ・ノートリ 』が初リリースにして注目され、頭角を現す。所有するブドウ畑は鉱脈として有名な丘陵地帯に帯をなし、ゆるやかな一定傾斜の丘に位置しており、岩石、粘土、砂、鉱物の微成分の集合体で構成されている。これはこの地区の中でも、トゥア・リータの所有する畑だけに見られる条件であり、隣接するワイナリーには存在しない。トゥア・リータの「際立った豊かなアロマ」と「圧倒的な余韻」は、このテロワールの特性に由来しており、ワインに独自性をもたらしている。