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2004 ドメーヌ・スコーラス カベルネ・ソーヴィニョン キュヴェ・プレスティッジ ヴァン・ド・ペイ・デュ・ペロポネス アルゴス ペロポネソス/ギリシア 6/30・ヘンタイさん、いらっしゃい!ワイン会@Da Masa・その5 いつもマニアックなワインが集まるので、Da Masaさんが、LINEグループに「ワインの変質者」(苦笑)と命名したワイン会です 今回は、マサさん、澪さん、Sさんに私というコアメンバー4人の会。 5本目は、マサさんがスキーに行った折、長野の酒屋さんで掘り出してきたギリシアのカベルネ古酒。 このワインに決まる前、何本かの候補ワインと一緒にテーブルに並べられましたが、全員一致でこのワインが指名されました。 他のワインも、かなり美味しそうだったんですが、ギリシアのカベルネなんて、見たことも聞いたこともありませんので、「ワインの変質者」さんなら、他の選択肢はないも同然です(笑) ドメーヌ・スコーラスは、1986年にギリシア・ペロポネソス半島のアルゴスに設立されたワイナリー。 ワイナリーが所在するネメア地区は、土着品種のアギオルギティコの産地として知られていますが、ドメーヌ・スコーラスは、このアギオルギアティコに国際品種のカベルネ・ソーヴィニョンをブレンドすることで、国際的に高く評価される赤ワインを産み出しました。 このカベルネ・ソーヴィニョン単独のワインは、現在、彼らの公式HPを見ても存在が確認できない「幻」のワインです(>_<) おそらく、彼らの旗艦ワインである『メガス・エノス/Megas Oenos』(偉大なるワインの意味)の生産のために栽培されているカベルネを流用したものではないか?と思われます。 ちなみに、メガス・エノスの品種構成は、アギオルギティコ80%、カベルネ・ソーヴィニョン20%が基本なので、結構な量の高品質なカベルネを必要としているわけです。 メガス・エノスの国際的な評価の上昇と需要の増大により、カベルネ単独ワインをつくる余裕がなくなったのではないか、と愚考しますが、真相はいかがでしょうか? さて、このカベルネ・ソーヴィニョンですが、収穫から20年以上の熟成を経て、いま現在が素晴らしい飲み頃でした! 柔らかく熟れた旨みと、濃厚な果実味、きれいに溶け込んだタンニン…これ、理想的なカベルネじゃないですか? 「ああ、美味しいボルドーを飲みたい!」と思った時に、頭の中に思い浮かぶ、典型的なボルドーのようでもあります(笑) しかし、私は、飲んでいて、イスラエルのハイクオリティなワイナリー、ゴラン・ハイツ・ワイナリーがつくる、ヤルデンのカベルネを思い出しました。 イスラエルとギリシアは、意外に近いですし、同じ1980年代創業のモダンなワイナリー、日照が豊富で降水が少なく、標高の高い産地のワインという共通点があります。 そんな場所だからこそ追求される、理想のカベルネ…旧大陸にあって、新大陸のような趣きのあるカベルネとでも表すればよいのでしょうか? なんだか考えている内に、よくわからなくなってきましたが、素晴らしく美味しいカベルネでした。マサさん、ご馳走様✨
iri2618 STOP WARS
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2004 ドメーヌ・スコーラス カベルネ・ソーヴィニョン キュヴェ・プレスティッジ ヴァン・ド・ペイ・デュ・ペロポネス アルゴス ペロポネソス/ギリシア 6/30・ヘンタイさん、いらっしゃい!ワイン会@Da Masa・その5 いつもマニアックなワインが集まるので、Da Masaさんが、LINEグループに「ワインの変質者」(苦笑)と命名したワイン会です 今回は、マサさん、澪さん、Sさんに私というコアメンバー4人の会。 5本目は、マサさんがスキーに行った折、長野の酒屋さんで掘り出してきたギリシアのカベルネ古酒。 このワインに決まる前、何本かの候補ワインと一緒にテーブルに並べられましたが、全員一致でこのワインが指名されました。 他のワインも、かなり美味しそうだったんですが、ギリシアのカベルネなんて、見たことも聞いたこともありませんので、「ワインの変質者」さんなら、他の選択肢はないも同然です(笑) ドメーヌ・スコーラスは、1986年にギリシア・ペロポネソス半島のアルゴスに設立されたワイナリー。 ワイナリーが所在するネメア地区は、土着品種のアギオルギティコの産地として知られていますが、ドメーヌ・スコーラスは、このアギオルギアティコに国際品種のカベルネ・ソーヴィニョンをブレンドすることで、国際的に高く評価される赤ワインを産み出しました。 このカベルネ・ソーヴィニョン単独のワインは、現在、彼らの公式HPを見ても存在が確認できない「幻」のワインです(>_<) おそらく、彼らの旗艦ワインである『メガス・エノス/Megas Oenos』(偉大なるワインの意味)の生産のために栽培されているカベルネを流用したものではないか?と思われます。 ちなみに、メガス・エノスの品種構成は、アギオルギティコ80%、カベルネ・ソーヴィニョン20%が基本なので、結構な量の高品質なカベルネを必要としているわけです。 メガス・エノスの国際的な評価の上昇と需要の増大により、カベルネ単独ワインをつくる余裕がなくなったのではないか、と愚考しますが、真相はいかがでしょうか? さて、このカベルネ・ソーヴィニョンですが、収穫から20年以上の熟成を経て、いま現在が素晴らしい飲み頃でした! 柔らかく熟れた旨みと、濃厚な果実味、きれいに溶け込んだタンニン…これ、理想的なカベルネじゃないですか? 「ああ、美味しいボルドーを飲みたい!」と思った時に、頭の中に思い浮かぶ、典型的なボルドーのようでもあります(笑) しかし、私は、飲んでいて、イスラエルのハイクオリティなワイナリー、ゴラン・ハイツ・ワイナリーがつくる、ヤルデンのカベルネを思い出しました。 イスラエルとギリシアは、意外に近いですし、同じ1980年代創業のモダンなワイナリー、日照が豊富で降水が少なく、標高の高い産地のワインという共通点があります。 そんな場所だからこそ追求される、理想のカベルネ…旧大陸にあって、新大陸のような趣きのあるカベルネとでも表すればよいのでしょうか? なんだか考えている内に、よくわからなくなってきましたが、素晴らしく美味しいカベルネでした。マサさん、ご馳走様✨
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