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2.5
NV バルデスピノ デリシオーサ ・マンサニージャ サンルーカル・デ・バラメダ アンダルシア/スペイン 月曜日のワイン。 もはや完全にクセになっている感がありますが、本日もシェリーのポストです(笑) 先日、かっぱえびせんに合わせていただいたシングルヴィンヤード・フィノ、イノセンテと同じつくり手、バルデスピノ社によるマンサニージャです。 こちらのマンサニージャも、特別な記載はありませんが、サンルーカルの優良畑「ミラフローレス/Miraflores」で採れたぶどうのみ(パロミノ100%)を使ってつくられた、シングルヴィンヤードのマンサニージャだそうです。 マンサニージャは、パロミノ種のぶどうからつくられ、フロール(産膜酵母による白い酵母の膜)の風味を活かしたまま、ソレラシステムを用いて熟成されるシェリーで、基本的には「フィノ/Fino」と同じだと思いますが、フィノがヘレス地区全域で生産されるのに対して、マンサニージャは海に面した港町、サンルーカル・デ・バラメダで熟成させたもののみが名乗れるという「地域縛り」があります。 通常のフィノがつくられ熟成されるのは、内陸部の非常に乾燥したエリアなだそうなのですが、海沿いのサンルーカルは湿度が高く、この湿度の違いがフロールの育成に大きな影響を与え、マンサニージャをよりアロマティックでフレッシュな風味のシェリーに育てるそうです。 加えて、潮風の影響がぶどうの生育にも関係して、ワインにハッキリした塩味やほろ苦さ、豊かなコクを加える要素になるようです。 例によって、長々としたイントロになってしまいました…(苦笑) 外観は、微かに緑がかっているんだけど、同時にほんのりオレンジのトーンも入っている淡いゴールド。 透明感と光沢があって良い感じですが、先立って飲んでいたエン・ラマのフィノに比べると、僅かにマットな見た目です。 香りは、グレープフルーツ的な柑橘、赤りんごの皮、ローストナッツ、松脂、チョーク、微かにキャラメル。 口に含むと、「フィノ系シェリーの味」と形容するしかない、ボーンドライでピリッと刺激的、そして白いミネラルに縁取られた、旨みたっぷりな味わいです。 初手の「猫パンチ」みたいな塩味のアタックが特徴的で、幾分ボディに厚みと柔らかさがあり、後口にキャラメルをしゃぶった後に残る、ビターなコクとエグ味と渋みを感じます。 フィノに比べると、より複雑で、よりエレガント! という印象を受けました。 飲むにつれ、掻きむしりたいほど喉が渇き、ツマミを貪りたくなるほどお腹が空くのが、ウルトラドライなフィノの特性だと思いますが、このマンサニージャは、それほど喉は乾かないですし、食欲増進効果もほどほどです。 と、不思議に思っているうちに、杯がどんどん進んでしまうのが、どうやら、このマンサニージャの特性のようです(苦笑) 何となく潤いを感じる酒質と、塩味を含む豊富過ぎる旨み成分の相乗効果なのでしょう、ワイン単独で飲んでいても、まったく飲み飽きしないどころか、とんでもなく「あと引き」なお酒で、グラスを口に運ぶ手が止まらないのです(*_*) ヤバいですね⁉︎ 小さなグラス(INAOのテイスティング用)で飲んでいるのに、あっという間にボトルが空いてしまいました♪ ああ、「やめられない、とまらない」とは、正にこのこと⁉︎ マンサニージャ…おそろしい子!(白目)
iri2618 STOP WARS
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NV バルデスピノ デリシオーサ ・マンサニージャ サンルーカル・デ・バラメダ アンダルシア/スペイン 月曜日のワイン。 もはや完全にクセになっている感がありますが、本日もシェリーのポストです(笑) 先日、かっぱえびせんに合わせていただいたシングルヴィンヤード・フィノ、イノセンテと同じつくり手、バルデスピノ社によるマンサニージャです。 こちらのマンサニージャも、特別な記載はありませんが、サンルーカルの優良畑「ミラフローレス/Miraflores」で採れたぶどうのみ(パロミノ100%)を使ってつくられた、シングルヴィンヤードのマンサニージャだそうです。 マンサニージャは、パロミノ種のぶどうからつくられ、フロール(産膜酵母による白い酵母の膜)の風味を活かしたまま、ソレラシステムを用いて熟成されるシェリーで、基本的には「フィノ/Fino」と同じだと思いますが、フィノがヘレス地区全域で生産されるのに対して、マンサニージャは海に面した港町、サンルーカル・デ・バラメダで熟成させたもののみが名乗れるという「地域縛り」があります。 通常のフィノがつくられ熟成されるのは、内陸部の非常に乾燥したエリアなだそうなのですが、海沿いのサンルーカルは湿度が高く、この湿度の違いがフロールの育成に大きな影響を与え、マンサニージャをよりアロマティックでフレッシュな風味のシェリーに育てるそうです。 加えて、潮風の影響がぶどうの生育にも関係して、ワインにハッキリした塩味やほろ苦さ、豊かなコクを加える要素になるようです。 例によって、長々としたイントロになってしまいました…(苦笑) 外観は、微かに緑がかっているんだけど、同時にほんのりオレンジのトーンも入っている淡いゴールド。 透明感と光沢があって良い感じですが、先立って飲んでいたエン・ラマのフィノに比べると、僅かにマットな見た目です。 香りは、グレープフルーツ的な柑橘、赤りんごの皮、ローストナッツ、松脂、チョーク、微かにキャラメル。 口に含むと、「フィノ系シェリーの味」と形容するしかない、ボーンドライでピリッと刺激的、そして白いミネラルに縁取られた、旨みたっぷりな味わいです。 初手の「猫パンチ」みたいな塩味のアタックが特徴的で、幾分ボディに厚みと柔らかさがあり、後口にキャラメルをしゃぶった後に残る、ビターなコクとエグ味と渋みを感じます。 フィノに比べると、より複雑で、よりエレガント! という印象を受けました。 飲むにつれ、掻きむしりたいほど喉が渇き、ツマミを貪りたくなるほどお腹が空くのが、ウルトラドライなフィノの特性だと思いますが、このマンサニージャは、それほど喉は乾かないですし、食欲増進効果もほどほどです。 と、不思議に思っているうちに、杯がどんどん進んでしまうのが、どうやら、このマンサニージャの特性のようです(苦笑) 何となく潤いを感じる酒質と、塩味を含む豊富過ぎる旨み成分の相乗効果なのでしょう、ワイン単独で飲んでいても、まったく飲み飽きしないどころか、とんでもなく「あと引き」なお酒で、グラスを口に運ぶ手が止まらないのです(*_*) ヤバいですね⁉︎ 小さなグラス(INAOのテイスティング用)で飲んでいるのに、あっという間にボトルが空いてしまいました♪ ああ、「やめられない、とまらない」とは、正にこのこと⁉︎ マンサニージャ…おそろしい子!(白目)
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