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2.5
2018 ドメーヌ・デュ・クロ AOPマルシヤック キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ マルシヤック シュッド・ウェスト/フランス 木曜日のワイン。 ガンベロ・ロッソ反省会の2本目は、フェル・セルヴァドゥ100%の赤ワイン。 AOPマルシヤック? フェル・セルヴァドゥ?? いくつもいくつも「?」の並ぶワイン。 AOPマルシヤックは、フランス南西部、シュッド・ウェストの小さなアペラシオン。 1990年にVDQSからAOCに昇格したそうなので、決して「新しい」産地ではありませんが、不覚にもまったく知らないAOP(AOC)でした。 「フェル・セルヴァドゥ」は、スペイン・バスク原産の固有品種のようで、バスク地方では「マンソワ」と呼ばれるそうですが、こちらもまったく未知の品種です。 「面白そうだから取ったんだけど、こんなの店で出せないから…」と、苦笑いしながらマサさんが出してきたワインです。 なるほど、今回のような、ヘンタイ(良い意味です)ぞろいの反省会のために仕入れたワインなんですね? わかります、わかります。 グラスは、とりあえず小さめのリースリング用グラス(?)をテイスティングに使い、結果的にこのタイプが全員に配られました。 外観は、かなり濃いガーネット。見るからにボルドー風なので、参考までにボルドータイプも出していただきましたが、香りも味わいも焦点がボケる感じになり、明らかにリースリング用に軍配が上がります。 濃そうに見えるこのワイン、意外にサッパリ爽やかで、見た目に比べて、軽やかな仕上がりなんです。 そして青っぽくスパイシーなクセの強い風味があり、ひと言で言えば「全房発酵100%のカベルネ・フラン」みたいな香りと味わいです。 ベースはカシスやブルーベリーなどの青〜黒果実香ですが、強い土っぽさや、朝鮮人参のようなスパイシーさも、かなり濃厚に重ね塗りされている感じ。 いま、ウチで食べている、桔梗(トラジ)の根のキムチの風味にも似ているような気もします(笑) この風味、牛蒡をふんだんに使ったドジョウ柳川鍋に山椒をたっぷり振って合わせてみたくなります。 また、後でピーマン香がどんどん強くなってきて、これは韓国料理のチュオタン(ピリ辛のドジョウ汁)にも合いそうと思いました。 全体的な雰囲気が、同じシュッド・ウェスト、フレンチ・バスクのイルレギーの赤に似ているなと思いましたが、そういえば、あちらはカベルネ・フラン100%でしたね。 そういうわけで、何度飲んでも、私の印象は全房発酵100%のカベルネ・フラン」のままで変わりません(苦笑) 少し、好みは分かれるかもしれませんが、クセになりそうなマニアックな味わいのワインだと思います。 お料理は、マルゲリータとクワトロ・フォルマッジのハーフ&ハーフのピッツァを合わせましたが、特にマルゲリータのバジルソースとの相性が良いですね♪ 秒でなくなりました(笑) ひと口残しておいた、バッカラマンテカート(干し鱈のペースト)とも意外な好相性でしたが、こちらは秒未満です…。 このワインでまだまだまだ食べたい、我々酔っ払い軍団は、ここで、ワインに合わせたフードを今すぐに考えて、作って!と、シェフに無茶振りリクエスト。 そして出てきたのが、写真のスパイシー・リゾットでした。 どんどん強くなるピーマン香を受け止めるため、細かく刻まれたパプリカが入っていたり、ワインのスパイシーさと共鳴するようなカレーに似た風味のスパイスが使われていたりと、完璧にワインの世界観に沿った香りと味わいに仕上がっています。 流石です!「プロの仕事」とは、まさにこういうもの。100点満点、いや満点超えの120点の解答ですね。 シェフ、今日も素晴らしいお料理を、ありがとうございました。 そしてマサさん、今回も楽しい反省会を開催していただき、本当に感謝です。ワインもサイコーでした‼︎
iri2618 STOP WARS
いやー、我々の無茶振りに見事に答えてくれましたね! こちらこそ、いつもありがとうございますm(__)m
DaMasa
凄い反射神経でした(笑) でも、あのピリ辛リゾット、そのまま黒板メニューでイケるんじゃないですか⁉︎ カベルネ系の赤ワインには、特に良く合いますしね!
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2018 ドメーヌ・デュ・クロ AOPマルシヤック キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ マルシヤック シュッド・ウェスト/フランス 木曜日のワイン。 ガンベロ・ロッソ反省会の2本目は、フェル・セルヴァドゥ100%の赤ワイン。 AOPマルシヤック? フェル・セルヴァドゥ?? いくつもいくつも「?」の並ぶワイン。 AOPマルシヤックは、フランス南西部、シュッド・ウェストの小さなアペラシオン。 1990年にVDQSからAOCに昇格したそうなので、決して「新しい」産地ではありませんが、不覚にもまったく知らないAOP(AOC)でした。 「フェル・セルヴァドゥ」は、スペイン・バスク原産の固有品種のようで、バスク地方では「マンソワ」と呼ばれるそうですが、こちらもまったく未知の品種です。 「面白そうだから取ったんだけど、こんなの店で出せないから…」と、苦笑いしながらマサさんが出してきたワインです。 なるほど、今回のような、ヘンタイ(良い意味です)ぞろいの反省会のために仕入れたワインなんですね? わかります、わかります。 グラスは、とりあえず小さめのリースリング用グラス(?)をテイスティングに使い、結果的にこのタイプが全員に配られました。 外観は、かなり濃いガーネット。見るからにボルドー風なので、参考までにボルドータイプも出していただきましたが、香りも味わいも焦点がボケる感じになり、明らかにリースリング用に軍配が上がります。 濃そうに見えるこのワイン、意外にサッパリ爽やかで、見た目に比べて、軽やかな仕上がりなんです。 そして青っぽくスパイシーなクセの強い風味があり、ひと言で言えば「全房発酵100%のカベルネ・フラン」みたいな香りと味わいです。 ベースはカシスやブルーベリーなどの青〜黒果実香ですが、強い土っぽさや、朝鮮人参のようなスパイシーさも、かなり濃厚に重ね塗りされている感じ。 いま、ウチで食べている、桔梗(トラジ)の根のキムチの風味にも似ているような気もします(笑) この風味、牛蒡をふんだんに使ったドジョウ柳川鍋に山椒をたっぷり振って合わせてみたくなります。 また、後でピーマン香がどんどん強くなってきて、これは韓国料理のチュオタン(ピリ辛のドジョウ汁)にも合いそうと思いました。 全体的な雰囲気が、同じシュッド・ウェスト、フレンチ・バスクのイルレギーの赤に似ているなと思いましたが、そういえば、あちらはカベルネ・フラン100%でしたね。 そういうわけで、何度飲んでも、私の印象は全房発酵100%のカベルネ・フラン」のままで変わりません(苦笑) 少し、好みは分かれるかもしれませんが、クセになりそうなマニアックな味わいのワインだと思います。 お料理は、マルゲリータとクワトロ・フォルマッジのハーフ&ハーフのピッツァを合わせましたが、特にマルゲリータのバジルソースとの相性が良いですね♪ 秒でなくなりました(笑) ひと口残しておいた、バッカラマンテカート(干し鱈のペースト)とも意外な好相性でしたが、こちらは秒未満です…。 このワインでまだまだまだ食べたい、我々酔っ払い軍団は、ここで、ワインに合わせたフードを今すぐに考えて、作って!と、シェフに無茶振りリクエスト。 そして出てきたのが、写真のスパイシー・リゾットでした。 どんどん強くなるピーマン香を受け止めるため、細かく刻まれたパプリカが入っていたり、ワインのスパイシーさと共鳴するようなカレーに似た風味のスパイスが使われていたりと、完璧にワインの世界観に沿った香りと味わいに仕上がっています。 流石です!「プロの仕事」とは、まさにこういうもの。100点満点、いや満点超えの120点の解答ですね。 シェフ、今日も素晴らしいお料理を、ありがとうございました。 そしてマサさん、今回も楽しい反省会を開催していただき、本当に感謝です。ワインもサイコーでした‼︎
iri2618 STOP WARS