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バルベーラ祭り!:その198 1997 ハスタエ クオルム バルベーラ・ダスティ ピエモンテ/イタリア 6/21・ゆーもさんだよ!全員酒豪‼︎ ランチ会@ダ・マサ・その9 9本目、赤のラストは、何と私の持ち込みワイン、バルベーラでお祭りです♪ いやしかし、クスダのPNの直後はやめてほしい…というのが正直なところです(苦笑) 「ハスタエ/Hastae」は、かつてアスティに存在した古代年の名前。ラテン語で「槍」や「投槍」のことだそうですが、ワイナリーの名前ではなく、ブライダ、ミケーレ・キャルロ、コッポ、プルノット、ヴィエッティという、腕利きのバルベーラ生産者5社に、超一流のグラッパの製造元・ベルタが加わったスーパー・バルベーラ・プロジェクトで、1997年からワインのリリースが始まりました。 もともとは、アスティ地区のバルベーラの品質向上と認知度UPのために始まったプロジェクトだそうで、なるほど、槍…それも飛び道具の投げ槍ですね! これは刺さります‼︎ ハスタエが、そのきっかけになったかどうか?は別にして、2014年には、ニッツァ/Nizzaという、バルベーラ・ダスティのサブ・ゾーンとして独立した、バルベーラ種単独のDOCGもできましたしね。 各生産者がアスティ地区に所有する畑から選りすぐったバルベーラをコッポの醸造所に持ち寄り、醸造は、あのリカルド・コッタレラが行ったという、なんとも贅沢なワインです(笑) 「クオルム/Quorum」がワイン名になりますが、こちらもラテン語の「定足数」を意味する言葉で、会議や議会の議事を成立させるのに必要な数のこと。転じて「精鋭」という意味もあるのだとか。 なんとなく分かったような気に…なりますね⁉︎ この1997年がファーストヴィンテージで、2005年(…だか2006年だか)がラストイヤー。残念ながら、このプロジェクトは現存していません…つまり、「幻」系のワインということになります。 以前、1999年、2000年、2001年を飲んだことがありますが、バルベーラとしては、異例の濃さと硬さ、そして猛烈な強さを湛えた、飲み頃が遥か未来の「ポテンシャルの塊」のようなワイン、という印象を持っていました。 それぞれの生産者が、より強く、より濃いワインを持ち寄って、それがどんどんエスカレートしていく、「強さのハイパー・インフレーション状態」になってしまったのではないか?と思うのですが、まるで少年ジャンプのバトル漫画みたいなワインです(苦笑) 今回、1997年を初めて飲んでみて、この時点では、そのサイクルがまだ始まっていないことが確認できました。 「精鋭」であることは間違いないものの、スーパーサイヤ人になる前の、強さに限界がある孫悟空…そんな感じの、優しくエレガントで、親しみやすいバルベーラらしさをしっかりと感じさせてくれるワインですね♡ 実は、クオルムを飲む度に、「バルベーラとは思えない」とか、「バルベーラの可能性を広げる」とか、「バルベーラの限界を超えた」みたいな表現を、ホメ言葉として使っていたのですが、今回は単純に、「バルベーラとして素晴らしい!」ワインでした。 まぁ、相手が強ければ強いほど、その本領を発揮するのがスーパー・サイヤ人、もとい、スーパー・バルベーラですから、クスダの後で、むしろ良かったのかも…(苦笑) お料理の最後、ラム肉のバジルパン粉焼きは、どの赤ワインでも美味しい組み合わせになっていましたが、私には、このクオルムとのペアリングが1番でした✨ やっぱりラムは旨いですね♡
iri2618 STOP WARS
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バルベーラ祭り!:その198 1997 ハスタエ クオルム バルベーラ・ダスティ ピエモンテ/イタリア 6/21・ゆーもさんだよ!全員酒豪‼︎ ランチ会@ダ・マサ・その9 9本目、赤のラストは、何と私の持ち込みワイン、バルベーラでお祭りです♪ いやしかし、クスダのPNの直後はやめてほしい…というのが正直なところです(苦笑) 「ハスタエ/Hastae」は、かつてアスティに存在した古代年の名前。ラテン語で「槍」や「投槍」のことだそうですが、ワイナリーの名前ではなく、ブライダ、ミケーレ・キャルロ、コッポ、プルノット、ヴィエッティという、腕利きのバルベーラ生産者5社に、超一流のグラッパの製造元・ベルタが加わったスーパー・バルベーラ・プロジェクトで、1997年からワインのリリースが始まりました。 もともとは、アスティ地区のバルベーラの品質向上と認知度UPのために始まったプロジェクトだそうで、なるほど、槍…それも飛び道具の投げ槍ですね! これは刺さります‼︎ ハスタエが、そのきっかけになったかどうか?は別にして、2014年には、ニッツァ/Nizzaという、バルベーラ・ダスティのサブ・ゾーンとして独立した、バルベーラ種単独のDOCGもできましたしね。 各生産者がアスティ地区に所有する畑から選りすぐったバルベーラをコッポの醸造所に持ち寄り、醸造は、あのリカルド・コッタレラが行ったという、なんとも贅沢なワインです(笑) 「クオルム/Quorum」がワイン名になりますが、こちらもラテン語の「定足数」を意味する言葉で、会議や議会の議事を成立させるのに必要な数のこと。転じて「精鋭」という意味もあるのだとか。 なんとなく分かったような気に…なりますね⁉︎ この1997年がファーストヴィンテージで、2005年(…だか2006年だか)がラストイヤー。残念ながら、このプロジェクトは現存していません…つまり、「幻」系のワインということになります。 以前、1999年、2000年、2001年を飲んだことがありますが、バルベーラとしては、異例の濃さと硬さ、そして猛烈な強さを湛えた、飲み頃が遥か未来の「ポテンシャルの塊」のようなワイン、という印象を持っていました。 それぞれの生産者が、より強く、より濃いワインを持ち寄って、それがどんどんエスカレートしていく、「強さのハイパー・インフレーション状態」になってしまったのではないか?と思うのですが、まるで少年ジャンプのバトル漫画みたいなワインです(苦笑) 今回、1997年を初めて飲んでみて、この時点では、そのサイクルがまだ始まっていないことが確認できました。 「精鋭」であることは間違いないものの、スーパーサイヤ人になる前の、強さに限界がある孫悟空…そんな感じの、優しくエレガントで、親しみやすいバルベーラらしさをしっかりと感じさせてくれるワインですね♡ 実は、クオルムを飲む度に、「バルベーラとは思えない」とか、「バルベーラの可能性を広げる」とか、「バルベーラの限界を超えた」みたいな表現を、ホメ言葉として使っていたのですが、今回は単純に、「バルベーラとして素晴らしい!」ワインでした。 まぁ、相手が強ければ強いほど、その本領を発揮するのがスーパー・サイヤ人、もとい、スーパー・バルベーラですから、クスダの後で、むしろ良かったのかも…(苦笑) お料理の最後、ラム肉のバジルパン粉焼きは、どの赤ワインでも美味しい組み合わせになっていましたが、私には、このクオルムとのペアリングが1番でした✨ やっぱりラムは旨いですね♡
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