『No.856 シャープでフレッシュ』 昨日の話。 月に一度の歯科検診。一時期虫歯に侵され、問題の多かった口腔問題だったが、今のところぎりぎりセーフな状態を保っているとのこと。ただ油断はしないでね…とのこと。 まぁ、怒られなかっただけよかったとしよう。 そして歯医者の帰りに必ず立ち寄る唐揚げ屋。いつものムネモモのミックスと鶏皮と…って、鶏皮売り切れかぁ…ってなわけで、あるもの買って帰宅。 そんなこの日の夕飯のメニューは… ・鶏の唐揚げ(ムネ・モモ) ・焼売 ・マッシュルームとキャベツの炒め物 それにごはんと味噌汁といったところ。そしてブルゴーニュのドメーヌ・ロベール・ドゥノジャンのサン・ヴェラン・ヴィエイユ・ヴィーニュ・レ・ポマール2014年をお供に。久々に真っ当なブルゴーニュを飲むわけで。若干緊張…なんてね。以前飲んだマコン・ヴィラージュが眩暈がしそうなほど美味しかったので(星五つ)、これまた期待は膨らむわけで。 抜栓し、グラスにそそぐ…艶めかしいほどのレモンイエロー。ふんわりと香るレモンやシトラスやヴァニラの香り。そして一口…キリっとしたシャープでフレッシュな飲み口。コリっと感じるミネラル感に心地良い酸味。ふんわりヴァニラ感も。ただヴァニラ感だけでなく、バターやトースト的なニュアンスも。 味わいに複雑な要素もあるけれど、まず感じるのが爽快なまでのフレッシュさとミネラリーからくる切れの良さ。美味しいけど、唐揚げには」もったいなかったかな…なんて思ったり。バターの風味を効かせた魚介のソテーやらムニエルなんかと合うんだろうに、何だか申し訳なく思ったり。 でも、我が家の食卓のメニューとは相性抜群。唐揚げや焼売の脂をきちっと流し、バターで痛めたマッシュルームとキャベツの炒め物には寄り添うように。 うん、ほんと美味しいなぁ、ブルゴーニュの底力をひしひしと感じる一本だった。 ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ