1739年以降デイ・ナポリ・ランポッラ家は「Conca d'Oro(黄金の谷)」といわれるパンザーノ渓谷南部に位置するサンタ・ルチア・ファウッレ畑を所有してきた。先代のアルチェオ・デイ・ナポリ・ランポッラは1964年より近代的な手法も取り入れたブドウ栽培を初め、凝縮したブドウを造るために高密植、収量制限を行い、ワイン製造を開始した。また国際品種を研究していた彼は、1980年にスーパータスカンの先駆けである国際品種主体の「サンマルコ」をリリース、これにより世界的な注目を集める。1994年からはビオディナミを実践、アルチェオが他界後は、息子のルチアーノと娘のマウリツィアがワイナリーを受け継ぎ、ブドウの品質に徹底的にこだわりぬいた父の遺志を継いでいる。1996年には父の名前を付けた「ダルチェオ」をリリースしている。