2021 マス・シャロット　カヴァ　ロザート　ブリュット　ピノ・ノワール　コムタッツ・デ・バルセロナ　カタルーニャ/スペイン 土曜日のワイン。 ダ・マサからテイクアウトした、ホタテとトリュフのピッツァとトリッパの煮込みを中心にした晩ごはんに合わせて、ピノ・ノワール100%によるロゼのカヴァをいただきました。 つくり手のマス・シャロットは、カヴァ発祥の地、サン・ サドゥルニ・ダノイヤ/Sant Sadurní d'Anoiaに本拠地を置く家族経営の生産者。 伝統的製法に拘りがあり、高品質・少量生産のつくり手です。 産地呼称のコムタッツ・デ・バルセロナ/Comtats de Barcelonaは、2020年の新規定により定められた、カヴァの４つのゾーンのひとつで、カタルーニャ州のバルセロナを取り巻くように位置する地域。 カヴァを名乗ることが可能な地域が4つあるといっても、全体の95%以上がこの地域で生産されているそうなので、カヴァ生産の実質的な中心地ということになります。 ちなみに、ほかの3つは、ヴァレ・デル・エブロ/Valle del Ebro（北東部のエブロ川流域エリア）、レヴァンテ/Levante（南部のヴァレンシア州内陸部）、ヴィニェードス・デ・アルメンドラレホ/VIÑEDOS DE ALMENDRALEJO（南西部エストレマドゥーラ州のポルトガル国境周辺）と、スペイン全土に跨ります。 1本のワインからでも、いろいろ勉強できることがありますね(笑) さて、件のロゼ泡です。 外観は、明るく淡いラズベリーピンク。きめが細かく、勢いと持続性のある、美しい泡立ちです。 ラズベリーやチェリー、アセロラのような甘酸っぱい赤果実、ピンクグレープフルーツやブラッドオレンジのような赤い柑橘の香りがします。 口に含むと、泡の気持ち良い刺激！ フレッシュな果実感ときれいな酸が印象的で、「スッキリ」と「しっかり」のバランスが取れた味わいです。 さっぱりしたところがありながらコクのある、こういうロゼ泡の良いところは、肉でも魚でも野菜でも、何にでも合わせやすいところ。 ホタテのピッツァを食べるのは初めてでしたが、このロゼ泡との相性は最高でしたし、香草の風味が効いたトリッパにもバッチリですし、急遽つくったカリフラワーとマッシュルームのイワシペースト風味や玉こんにゃくとなまり節の煮物にもよく合います。 気がつけば、例によってボトルは空…ごちそうさまでした(苦笑)

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