シャトーヌフ デュ パプ ルージュ 2021 シャトー ド ボーカステル Château de Beaucastel – Châteauneuf-du-Pape Rouge 2021 生産者 • シャトー・ド・ボーカステル（運営：ファミーユ・ペラン） 所在地 • フランスローヌ地方 ヴォクリューズ県 クールテゾン村 ブドウ品種 アルコール • グルナッシュ（ノワール） 30 % • ムールヴェードル 30 % • シラー 15 % • クノワーズ 10 % • サンソー 5 % 以下全て10％ • ヴァッカレーズ • テレット・ノワール • ムスカラン • クレレット • ピクプール • ピカールダン • ブルブラン（ブールブランク） • ルーサンヌ • Alc 14 % vol. 畑と気候 • ローヌ右岸の緩やかな段丘、ほぼ南〜南東向きで日照量豊富 • 表土にガレ・ルーレ（丸い大礫）、下層は砂・粘土石灰・石灰岩 • 地中海性気候 • ビオディナミ テイスティング・ノート 外観 深いルビーに紫の縁。涙はゆったり、若さと凝縮感 香り 一次：ブラックチェリー、クランベリー、ドライプラム 二次：リコリス、黒胡椒、ヴァイオレット、肉のジュ 三次：タバコ葉、湿った下草、なめし革がほんのり 味わい ドライ。張りのある酸が 14 % のアルコールを包み込み、チョーキーで細粒のタンニンと塩味・鉄分系ミネラルが骨格を支える。フルボディながら涼しい 2021 年ゆえ引き締まった輪郭。余韻 30 秒超、黒果実とガリッグ、スモーキーなサヴォリーが長く残る。 このワインとヴィンテージの意外性 ・ムールヴェードル30 %という CNdP では珍しい高比率で、サヴォリーさが際立つ。 ・新樽ゼロ。6 000 L 大樽熟成のみで果実と土壌をピュアに表現。 ・2021 年は遅霜と涼夏で収量約25 hl/haと少量。クラシック回帰と呼ばれる引き締まったスタイル。 ローヌの風と石の熱を同時に感じる 2021 年のボーカステル。若飲みでも凛とした酸が心地よく、10-20 年の熟成でさらに複雑さが花開くはず。

りんのワイン日記