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2.5
Château Laulion Cuvée Inès 2021。 とあるパーティーで景品として頂きました。 化粧箱を受け取った時から、ただのワインではないとは察していたが、やはり評価が難しい一本だ。 オフィシャルサイト曰く、「ハッカを口にして夢の中を歩くような、とても魅力的なワイン」。赤いチェリーやラズベリーの香りの「柔らかくて新鮮さ」があるとのこと。 さて、私の所見はどうか。 チャーミングで軽快なACボルドーという印象だ。サイトが言う「新鮮さ」や「赤い果実」は確かにある。つまり、中身の**「軽快な実直さ」**は認めよう。 しかし、「夢の中を歩くような」とは、よくも言ったものだ。 この**「実直で軽快な中身」と、アンナ・ギリのアートが炸裂した「極めて装飾的で詩的な外観・説明」**のコントラストこそが、このワインの本質だ。 私から見れば、「中身は軽快なジェントルマンだが、その評判とスーツだけは特注のオートクチュールで固めてきた」といったところ。 だが、この「着飾ったACボルドー」が、贈答品や話題作りという役割を完璧に果たしていることもまた事実。 つまり、「そういう感じのワイン」として、そのコンセプトの是非ごと楽しむのが、このボトルに対する最も洒落た付き合い方なのかもしれない。
lrshun
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Château Laulion Cuvée Inès 2021。 とあるパーティーで景品として頂きました。 化粧箱を受け取った時から、ただのワインではないとは察していたが、やはり評価が難しい一本だ。 オフィシャルサイト曰く、「ハッカを口にして夢の中を歩くような、とても魅力的なワイン」。赤いチェリーやラズベリーの香りの「柔らかくて新鮮さ」があるとのこと。 さて、私の所見はどうか。 チャーミングで軽快なACボルドーという印象だ。サイトが言う「新鮮さ」や「赤い果実」は確かにある。つまり、中身の**「軽快な実直さ」**は認めよう。 しかし、「夢の中を歩くような」とは、よくも言ったものだ。 この**「実直で軽快な中身」と、アンナ・ギリのアートが炸裂した「極めて装飾的で詩的な外観・説明」**のコントラストこそが、このワインの本質だ。 私から見れば、「中身は軽快なジェントルマンだが、その評判とスーツだけは特注のオートクチュールで固めてきた」といったところ。 だが、この「着飾ったACボルドー」が、贈答品や話題作りという役割を完璧に果たしていることもまた事実。 つまり、「そういう感じのワイン」として、そのコンセプトの是非ごと楽しむのが、このボトルに対する最も洒落た付き合い方なのかもしれない。
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