2015 G・H・フォン・マム 50°（フィフティ・ディグリー）リースリング トロッケン ラインガウ/ドイツ 最近、新しいグラスを買いました。 ドイツのレーマー杯をモチーフに、少し繊細な方向にデザインしたような印象の小さめのワイングラス。 近くの、ここ数ヶ月閉店セール（オール半額！）を続けている古道具屋さんで、在庫すべての3脚購入しました。 実はこのグラス、かつて実家に同じデザインのものがありました。 親か亡くなり家を引き払うときに、そのまま一緒に処分したのですが、10年経って目の前に突然現れました。しかも半額(笑) 買うしかないでしょう(苦笑) 以前使っていたものは、ドイツかチェコ製だったような気がしますが、新しいものはフランスのリュミナルクのもの。 よく見ると、ステムの形やボウルのエッジ部分など微妙に違うような気がしますが、基本的には同じデザインですね。懐かしいです。 この「新しい」グラスに似合うのは、やはりドイツワイン。ラインガウのリースリング・トロッケンを開けてみました。 シャンパーニュのグラン・メゾンであるマムが自身の出自にこだわって、出身地のドイツでつくるリースリング。 50°という名前の通り、北緯50度の畑で育ったぶどうからつくられた辛口のリースリングです。 とても爽やかなレモンや青リンゴのような香りと、スムーズな酸。さっぱりした感じの綺麗なリースリングですね♪ 豚ロースの西京漬や付け合わせの野菜（ロマネスコの蒸焼きとスナップエンドウのソテー）や、クレソンのサラダといただきましたが、肉にも負けず食事が進む美味しいワインでした。 少し時間が経ってから、はっきりしたペトロール香も立ち上がってきて、改めてリースリングらしさを実感できます(笑) たいへんキリッとした立派なリースリングですね٩( ᐛ )و 美味しいです。 実家の思い出から始まったレビューが、マムの祖国への想いに偶然シンクロしてしまいましたが、そういえば、高校生の頃に生まれて初めて飲んだシャンパーニュはマムのコルドン・ルージュでした☆ ドイツの素晴らしいリースリングに合わせて、アンナー・ビルスマのチェロ・ピッコロによるバッハを聴いてみました。 伸びやかな高音がワインの波長と、とても良く合っているような気がします♫ これは良いペアリングを見つけました(๑˃̵ᴗ˂̵)

iri2618 STOP WARS

お洒落で素敵なワイングラスですね！ 本当にこのワインにもピッタリと合っているのがコメントからよく伝わってきました。 たしかにワインに凝り始めると、グラスから器、そして音楽、果ては部屋のインテリアにまで手を入れたくなってしまいたくなるのも理解できる気がします。 お金がいくらあっても足りないが、想像するのは楽しいかな(^^)

糖質制限の男

素敵な巡り合わせですね～(*´˘`*)♡ 募る想いが凝縮されます。 ストーリーがあるっていいですね～.｡.:*♡ 冷酒には小さすぎますか？

みか吉

iri2618さま〜 最初ボトルとグラスのショットがステキな色合いとデザインの融合を感じましたが、ご縁の有るグラスのストーリーと、ワインの事も含めて、素敵なショート・エッセイですね。

Marcassin

ワインと音楽のマリアージュ！ そして時をも超えて‥‥ 僕も今日はワインを飲んで色々な記憶が 色鮮やかに蘇りました✨

齋藤司

糖質制限の男さん コメントありがとうございます。グラスを変えるだけで味わいや気分も変わりますので、いろいろ手をかけたくなりますが、仰るように、自ずと限界がありますね。このグラス、ひとつが数百円でしたので金額的に問題なかったのですが、置き場の問題でかなり迷った末に購入しました(笑)

iri2618 STOP WARS

みか吉さん いま3人で生活しているところに、ちょうど3脚現れてくれて、ホントに面白い巡り合わせだなと思いました。グラスに合わせてたまたま購入したワインのストーリーまで重なってくるのは予想外でしたが、これもちょっと調べてみたおかげで気付いたことです。私たちの周りには、気づかれないままの物語が幾重にも取り巻いていて、私たちが気づくのを待っているのかもしれないですね(๑˃̵ᴗ˂̵)

iri2618 STOP WARS

Marcassinさん ワインのレビューはいつも何も考えないで書き始めていますが、今回もいつものように書き始め、書き終わってビックリしました(笑) 無意識の力というのは面白いものですね(*_*)

iri2618 STOP WARS

齋藤司さん プルーストのマドレーヌの香りのように、ワインの香りで記憶の蓋が開くことがありますね⁉︎ とても素敵なことだと思います。私の場合、幸福な記憶だけではないところに人生の機微を感じます(苦笑)

iri2618 STOP WARS