イタリア南端のプーリア州、ポルヴァネーラ ジョイア・デル・コッレ プリミティーヴォ2014。プリミティーヴォ100%。 色味は濃いガーネット、香りはブルーベリーのバランスに強く香るドライレーズン、ブラックチェリーのニュアンス、しっかりとしたチョコレート、グローブのスパイス香、樽香、これらが非常に強く遠くまで香る。 飲み口は厚みある口当たり、濃縮感ある果実味にバランス良い爽やかな酸味、厚みあるが滑らかなタンニン。 とにかく強烈な陽の光を感じさせる、プリミティーヴォらしいパワフルでジャミーな果実感が美味しさに直結するが、同時にきちんと奥行ある味わいもある美味いワイン。 健康的に日焼けした褐色の肌の女性にぐいぐいと手を引っ張られてグラスが進むような、底抜けに楽しめるワイン。 アルコール度数は名前の通り16%と非常に高いが、果実が非常にボリュームがあるため、程よくコクを添える程度。ある意味アブナイ飲み物。ちなみにこのシリーズは14%から1%刻みでアイテムがあり、14、15、16、17の4種類。アルコール度数17%の赤ワインはそうそう見かけないので、ぜひ飲んでみたい。 2014と少し寝かされたヴィンテージではあるが、少し油断して澱なんかないだろうと雑に扱ったところ、底から自分のワイン史上最強の澱の塊が現れかなりビビる。正直、ワインの中にレバー入れたっけ？というくらいのシロモノが出現するので、取り扱いにご注意を。

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