『No.207 ちょっと早かったかも』 そんなこんなで、昨日8月8日は結婚記念日、そして本日はわが子が生後三ヶ月…という、我が家的にはめでたい日なのです。そして結婚記念日には2015年ヴィンテージのワインを2人で飲もう…と決めていたのですが、まだわが子が母乳で育っている状態なので、2人で乾杯は来年にお預け…ってことで、今回は一人で2015年のワインを開けるといたします。 そんなワインに合わせる今日の夕飯は… ・ミックスフライ（市販品） ・鴨のスモークとキャベツのサラダ ・ご飯と味噌汁 です。めでたい日には大好きな近所の肉屋のフライで…とのことです。ちなみに今夜のフライはチキンカツ、エビフライ、ササミ梅肉、コロッケです。そして今夜のワインはドイツのエヴァ・フリッケさんところの、ロルハホイザー・ゼリグマッハー・リースリングの2015年です。本当は妻にも飲んでもらいたかったのですが、一応2014年もキープしてますので、妻が飲めるようになったら…ってことで。 それでは香りの方なんかを…ふーん、ふんわりとリンゴ系の果実や蜜の香り、そして花のような可憐な香りも感じられます…そして一口…あぁ、いいわぁ…ほのかな甘みと、豊かな果実味、そして溢れる旨味。きれいな層となって口や喉に流れていきます。コリッとしたミネラル感も見事です。フライとの相性は言わずもがなです。黒胡椒の下味が絶妙に利いてるチキンカツ…ソースなんていりません。そしてそのチキンカツと素敵なコンビネーション！マヨネーズとレモンをかけたエビフライ…たまらんですっ！ただポテトコロッケとだけは相性が…いま一つでした。でもコロッケは絶品なんですよ。 そして飲み進めるごとに思うのです…確かに美味しいんだけど、味が混ざり合ってない…というか、さっきの層のまんまだなぁと。甘みと果実味、旨味がどうも渾然一体ではなくミルフィーユ状のままのような気がするのです。確かにこのワインは美味しい。でも少し開けるのが早かったかな…と。 となると、我が家にある2014年をもう少し寝かせてみると、もっと美味しいのかなぁ…なんて思ったりするのです。

カリヤカ・ズノリ