酸味が強めなのに、果実味だけでなく、トーストのような熟成香が立ち上がってきます。重層的な芳醇さのおかげで酸味もギスギスした感じではありません。 自分の知る限り、エバー航空は世界でも屈指の、ビジネスクラスで上質なシャンパンを提供するエアラインだと思います。ちなみにANAが今、看板路線の長距離便で提供しているのは、これのノン・ヴィンテージです。それより格上のを1,2時間程度の短距離便で出すとは、エバー航空、なかなかやります。前回、同区間で乗ったときはドゥラモットのブラン・ド・ブラン2007でした。本場エールフランスでもビジネスクラスでここまでいいシャンパンは出しません。 欧米便だとクリュッグやヴーヴ・クリコのラ・グランダムが出されるようです。エバー航空にはファーストクラスはありませんが、他社ならファーストクラスで提供するような銘柄ですね。ここのロングホールのビジネス、一度乗ってみたいです。

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