フランスはボルドー地方サン・テミリオン地区GC、シャトー ペレ シュヴォイユ ニュメロ19(19番ホール) 2016。メルロー80%、カベルネ・フラン20%。 色味はガーネット、香りは熟したプルーンやブラックベリーに、柔らかい腐葉土、リコリスのスパイス香とバニラ。 厚みありふくよかな果実味にバランスの取れた酸味、タンニンは厚みありながらもきめ細やかで、引っ掛かりなくスルスルと頂ける。 格付け名称的にはグラン・クリュではあるが、サンテミリオン格付けのややこしいところで、第一特別A→第一特別B→特別級→特級となり、これは特級、ボルドーで言えばブルジョワ級クラス。 でも、ボルドー右岸らしい優しい味わいで、おそらくはワインに慣れていない人でも美味しく飲んでいただけそうなワイン。 エチケットはフランスの漫画家の作で、ゴルフを多分に意識した絵。ゴルフでは通常18番ホールまでしか存在しないが、19番ホール＝プレー後のクラブハウスのバーで飲むことを意味するとおり、そんな場で使えそうな、ネタと味わいと価格の3拍子揃ったナイスプレーなワイン。 ちなみに19番ホールの意味は、国によってはアダルトな意味もあるので要注意。 なお私は一時ゴルフを始めたものの、お借りしていたKATANAというカーボンシャフト高級ドライバーをへし折った際に「あ、コレ向いてないな」と思い止めました。

TKR