ハンガリー。品種はピノ・ノワール40%、メルロー40%、カベルネ・フラン20%。 わけがわからない。見た瞬間に目を疑った組み合わせ。 ストロベリー、チェリー、プラムに、杉の木みたいな緑の香り。ジューシーな果実味を柔らかい酸がまとめて、緩いタンニンが後味を締める。意外なほど上手く調和してて、3品種のいいとこ取りになってる。 エレガントさは少ないけど、その代わりに親しみやすさがあって、多分誰が飲んでも美味しいと思える味。 このワイナリーは修道院の付属らしく、「世界中から巡礼に訪れる信者に親しみを持ってもらうため、国際品種を使う」ってコンセプトらしいけど、この組み合わせでそれを実現しているのは凄いし面白い。

vidoll