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4.5
『No.464 ほの甘さと澄みきった飲み心地』 年を重ねる毎にだんだんと慶事よりも弔事の方が多くなってくるものだが、仕事とはいえ、お通夜をハシゴするのは初めてであった。 そんな二軒目の斎場近くにあった唐揚げ屋。今夜は唐揚げにしよう。妻に連絡すると妻からも賛成の声。 そんな今夜の夕飯は... ・唐揚げ(もも、むね、せせり、軟骨) ・ハッシュドポテト ・たまごとブロッコリーとアボカドのサラダ ・ご飯と味噌汁(大根と厚揚げ) そして今夜は、ドイツのエヴァ・フリッケのロルハホイザー・ゼリグマッハー・リースリング2014年をお供に。以前2015年を飲んだのだが、なんだか今ひとつ味に深みがなかったような...そんな感じだったなぁ。でもポテンシャルの高さはしっかり感じたわけだが。 それでは香りの方なんかを...フワッと漂うほのかな果実の香り。青い林檎や桃みたいな甘さが伝わるような香り。そして一口...はぁ、澄みきったさわやかな味わいだなぁ。果実由来の甘味に張りのある旨味、アフターに感じるほのかな柑橘系の皮のような苦味。 以前2015年を飲んだ時には正直ピンと来なかったこの味わいが少しだけわかったような気がしてきた。 前飲んだ時は、このワインにもっとドラマチックな展開を望んでいたような気がしていたのだが、それはお門違い。このワインは静かに凛として、一本筋が通った...そんな味わいなんじゃないかなぁ。 前回感じたポテンシャルの高さは本物なんだなぁと、飲んでいてつくづく実感するのだ。パッと見は普通の白シャツなんだけど、実はデザインのバランスや、縫製の凄さ、着れば着るほどその人にフィットしていくような、そんな仕立ての良いシャツ...まさにそんなワインなんだなぁとつくづく思い知らされるわけで。 これは好きだな。エヴァ・フリッケの作り手としての姿勢も含め、大好きな一本になった。 ごちそうさまでした♬
カリヤカ・ズノリ
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『No.464 ほの甘さと澄みきった飲み心地』 年を重ねる毎にだんだんと慶事よりも弔事の方が多くなってくるものだが、仕事とはいえ、お通夜をハシゴするのは初めてであった。 そんな二軒目の斎場近くにあった唐揚げ屋。今夜は唐揚げにしよう。妻に連絡すると妻からも賛成の声。 そんな今夜の夕飯は... ・唐揚げ(もも、むね、せせり、軟骨) ・ハッシュドポテト ・たまごとブロッコリーとアボカドのサラダ ・ご飯と味噌汁(大根と厚揚げ) そして今夜は、ドイツのエヴァ・フリッケのロルハホイザー・ゼリグマッハー・リースリング2014年をお供に。以前2015年を飲んだのだが、なんだか今ひとつ味に深みがなかったような...そんな感じだったなぁ。でもポテンシャルの高さはしっかり感じたわけだが。 それでは香りの方なんかを...フワッと漂うほのかな果実の香り。青い林檎や桃みたいな甘さが伝わるような香り。そして一口...はぁ、澄みきったさわやかな味わいだなぁ。果実由来の甘味に張りのある旨味、アフターに感じるほのかな柑橘系の皮のような苦味。 以前2015年を飲んだ時には正直ピンと来なかったこの味わいが少しだけわかったような気がしてきた。 前飲んだ時は、このワインにもっとドラマチックな展開を望んでいたような気がしていたのだが、それはお門違い。このワインは静かに凛として、一本筋が通った...そんな味わいなんじゃないかなぁ。 前回感じたポテンシャルの高さは本物なんだなぁと、飲んでいてつくづく実感するのだ。パッと見は普通の白シャツなんだけど、実はデザインのバランスや、縫製の凄さ、着れば着るほどその人にフィットしていくような、そんな仕立ての良いシャツ...まさにそんなワインなんだなぁとつくづく思い知らされるわけで。 これは好きだな。エヴァ・フリッケの作り手としての姿勢も含め、大好きな一本になった。 ごちそうさまでした♬
カリヤカ・ズノリ