Yeringberg Chardonnay
イエリングバーグ シャルドネ

2005 イエリングバーグ　シャルドネ　ヤラ・ヴァレー　ヴィクトリア/オーストラリア 水曜日、クリスマスのワイン。 晩ごはんを済ませてあん肝の煮付けで芋焼酎のお湯割りを飲んでいたら、さる方からLINEが入りました。 以前、差し上げたオーストラリアのマルサンヌ＆ルーサンヌを飲んでまーす！ との、写メと動画付きのお知らせです(笑) ちょうどそこへ、帰宅して晩ごはんを食べ始めた娘氏から「白ワイン飲みたい！」とリクエストが…。 たまたま冷蔵庫に、同じつくり手さんのシャルドネがあります♪ という事情で飲み始めた白ワインがこちらのイエリングバーグのシャルドネです。 20年近い経年の2005年産だけあって、外観は、微かに赤みがかった濃いオレンジゴールド。 若干、アンバーみがあって、つれあいも娘氏も、一目見た瞬間、「オレンジワインみたい！」と小さく叫んでいました。 透明感と光沢感は非常に強く、見た目の存在感もスゴイですね♪ 香りは、ミントやユーカリのような清涼感のあるトップノートに、オレンジピールや金柑のシロップ漬けのような柑橘感、熟した黄桃やネクタリンのようなジューシーな果実感たっぷりの中立ちが続きます。 経年に相応しい熟成香もありますが、そちらは、ややメタリックな感じのミネラルのニュアンスに統合されてしまうような性質のもの。 口に含むと、とてもリッチでまったりしたグラマラスなボディ。 口あたりは、柔らかくまろやかですが、液体のコアに「硬さ」ではなく「固さ」を感じる厚みがあります。 とてもドライで少し枯れた感じがあり、アルコール感が強いですが、旨みの凝縮度も高く、舌の奥の方で感じる、ちょっと強めの苦みも印象的…。 全体としては、かなりにぎやかな味わいですね(笑) 14.0%という高いアルコール度や、味覚要素が多いせいで、酸の存在を控え目に感じますが、案外しっかり効いていて、余韻は、スパっと斬れる短めなタイプ。 意外にサッパリした後味は、和食を含む、さまざまなジャンルのお料理に合わせやすそうだと思いました。 クリスマスにワイン、やはり芋焼酎のお湯割りよりはしっくりきますね(苦笑)

Yeringberg Chardonnay 2005 - Yarra Valley, VIC, Australia (cork; 14.0% alc)