トスカーナ州の西寄り地中海に面するボルゲリの地に根付くワイナリー。若い頃から高貴なワインを造ることを夢見て、とりわけボルドーワインを好んだという故マリオ・インチーザ・デッラ・ロケッタが、1944年シャトー・ラフィットのロートシルトから贈られたカベルネ・ソーヴィニヨンの苗木を植え、自家消費用にワインを造り始めたのがワイナリーの始まり。トップキュヴェである「サッシカイア」は、これまでにないボルドースタイルのトスカーナワインで、瞬く間に世界のプレミアムワインの仲間入りを果たした。1994年には法律が後追いする形で「ボルゲリ・サッシカイア」としてイタリアで唯一単独ワイナリーがDOCの等級を取得、次々とニュースタイルのスーパータスカンが誕生する中、その確固たる地位を揺ぎ無いものとしている。2000年ヴィンテージより「サッシカイア」のセカンド的存在のワインとして「グイダルベルト」をリリースしている。