味わい |
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香り |
ワイン名 | Gaja Barbera d'Alba |
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生産地 | Italy > Piemonte |
生産者 | |
品種 | Barbera (バルベーラ) |
スタイル | Red Wine |
2017/12/11
(1986)
バルベーラ祭り!:その49 1986 ガヤ バルベーラ・ダルバ ピエモンテ/イタリア かっぱ食堂さんでの3本目。こちらも私の持ち込みワイン。 ガヤのバルベーラ・ダルバは現在は作られていません。「幻のワイン」は大げさにしても、珍品の類のワインですね。 1986はそれほど悪い年ではない、というレベルのヴィンテージだったと思いますが、素晴らしい年だった1985の陰に隠れて現在では過小評価されているのでは? という異論の余地のある年のようです。 さてこのワイン、シトレイでもヴィニャレイでもない、ただのバルベーラ・ダルバです。 中身は、とても面白い美味しさでした。 外観は、経年に相応しい煉瓦色を帯びた明るいガーネット。香りには熟成感を伴った典型的なバルベーラらしさを感じますが、香りの圧が弱まっている感じで、おとなしく、実に静かな味わい。 確実に「終わり」に向かっているワインのように思われましたが、2杯目の途中くらいからワインの色が濃くなり香りの圧がブーストされたような変化を感じました。いや、これマジ旨いっすよ⁉︎ 前の2本とは種類の違う旨さを、突然、感じてしまいました。グラスに3杯目を注いで飲んでみても、やっぱり先ほどまでとは違う香りと味わいです♪ 残念ながら、ケツカッチンのミーティングは、ここで時間切れ。謎解きはkenz(ケンズィ)さんに託された格好になりましたが…え?そんなの知らないって⁉︎ 謎は謎のままにしておきましょうか(苦笑) 新宿駅でおふたりとお別れした後、ワインのミステリアスな変化と、なんだか夢のようなかっぱ食堂での時間がフラッシュバックして、強烈に音楽を聴きたくなりました。 迷わず10ccの『オリジナル・サウンドトラック』を聴くことにしましたが、架空の映画のサウンドトラックというツイストの効いた設定が、とてもその時の気分にピッタリでした。 電車の中でイアフォンから流れてくる美しい旋律に身を任せ、車窓の外を流れていく東京の夜景をボーっとしながら見ていると、先ほどまでの時間が、何か映画の中の世界だったような非現実感が胸に迫ってきます。いやあ、面白すぎる「かっぱ食堂の一夜」でした☆