Duca di Salaparuta Triskelè
ドゥーカ・ディ・サラパルータ トリスケレ

ホムパ 6本目。しっかりした赤ということで用意したのは、シチリアのネロダーヴォラ&メルロー。 サラパルータのトリスケレ 2008 昨年飲んで気に入ったワイン。 今回は開けたらエッジがオレンジがかっており、熟成感がけっこう感じられました。 開けたては枯れた感じでしたが、すこし時間がたつとバニラと少し針葉樹の香りが出て良くなってきました。 思っていたより凝縮感は強くなく、苦くないネッビオーロのようにもとれました。 バルバレスコも用意していたので、タイプとしては被ってしまいました(^^; 濃密でタンニンの旨みを感じらるボルドータイプのワインも選びたいですが、カベルネをほとんど飲まないので悩ましいです。6000円くらいなら知っているものもありますが、予算的に3000円台くらいで見つけておきたいところです。

シチリアのネロ・ダーヴォラ&メルロー VT2008。開けたて14度くらいでは、まずプラムなどの黒果実、ビターチョコレート、それに針葉樹のような香りが端正な印象。 果実味は凝縮感はあるが、過剰に主張しすぎず、余韻には森林のような上品な香りが長く残る。 空気に触れ温度が高くなるにつれチョコレートが強くなりつつ、ボリューミーな果実味にしっかりした酸味が、さらバランスを整えてきます。 ２日目は酸味、森林の香りが減って、チョコレート、バニラなど樽の香りがメインとなり、丸み、コクが増してきました。 (針葉樹の香りは還元的の要素もあるのかな…？) 変化も楽しめるポテンシャルの高いワインです(^^ ) ファルネーゼのモンテプルチアーノ・ダブルッツオ　コッリーネ・テラマーネ OPI と好勝負。 チョコレートパイとのマリアージュが絶妙でした。 ピノはホワイトチョコレートが合いますが、ネロ・ダーヴォラはチョコレート(カカオ)が合いますね♪

オークの主張も少なく、チェリーと土壌の香りが優しく包んでくれます。2009ですが、熟成したらもっと深くなるはず。

ミニミニプロジェクト第五弾、シチリア:その9 トリスケレ 2008 ドゥーカ ディ サラパルータ ネロ・ダーヴォラ、メルロー 抜栓直後は味もそっけもない 30分経つと旨味が出てきた パワフルなネロ・ダーヴォラにメルローが絶妙な助演女優と言う感じ このメルロー、しなやかさだけでなく土っぽさやタニッシュなヒントも与えてくれてる フラッグシップのエンリコから香りの複雑さを取り去り、チャーミングで優雅な公爵夫人になりました(殆ど直感です;_;)/~~~

グラスに注ぐと濃いガーネット色、香りは樽、バラ、ハーブ、チョコレートなど複雑さが際立っています。一口目からウロコ(⁇)、 ウマイっ！ 抑制されたタンニンとフルーティな酸、奥行きがあってしっかりとした骨格を感じます。大好きになりました。