1612年にカプチン派修道僧により設立され、1898年にファレール家の所有となる。所有する代表的な畑は、特級畑の「シュロスベルグ」や単独所有する「クロ・デ・キャプサン」。1998年から一部ビオディナミを導入し、2005年から全ての畑でビオディナミを実施。「良いワインを造るためには、良いブドウが必要」との考えのもと、丁寧な畑作業が行われ、収穫はブドウが完熟するまで待ち、出来るだけ遅く手摘みで収穫。醸造は自然なブドウの味わいを生かすために、出来る限り介入はせず、ブドウはゆっくり圧搾し、天然酵母を用い、アルザス伝統のオーク古樽で発酵させる。瓶詰めもビオディナミの暦に従って実施されている。