Brovia Barolo Rocche di Castiglione
ブロヴィア バローロ ロッケ・ディ・カスティリオーネ

ブラインド・イタリア・ワイン会。 赤のフライト2 の1本目のワインは、ブロヴィア・バローロ・ロッケ・ディ・カスティリオーネ2010年を頂きました。 1863年創設の家族経営の素晴らしい生産者。ロッケの素晴らしいカスティリオーネ・ファレットのトップ・キュヴェの一つになります。 エッジがオレンジ掛かったしっかり目のルビー・レッド。 綺麗な赤果実にドライ・ローズやプルーンにレーズン、スパイスやタールなどのネッビオーロらしいアロマ。 綺麗なミディアム・ボディで美しいストラクチャーの果実味からスパイスの効いた程良い酸味、綺麗なイタリアンらしいダスティなタンニン。 とてもラブリーなバローロでゆっくりと頂きたかったです。

絹のような滑らかさ

週末のルージュは、ネオ・クラシック・バローロの作り手、アツィエンダ・アグリコーラ・ブロヴィアのバローロ・ロッケ・ディ・カスティリオーネ2012年を頂きました。1863年創業の家族経営のワイナリーでしたが、一度1931年に閉鎖、そして1980年代後半に又再開された、伝統的な作りをする生産者で、とても素直な綺麗なバローロを作り上げます。 明るく美しいルビー色。赤いベリー類のコンポートにスパイスや薬草のアロマが全開ですが、香りに暖かさを感じます。 フレーバーはマイルドで、エレガントなミディアム・ボディ。そう甘い風味の後味にキナートの香りの余韻を感じ、少々ヒートなフィニッシュです。全体の凝縮された果実感とタンニンやスパイス等の調和が素晴らしく、ゆっくりと時間を掛けて楽しみたい酒質。 翌日は果実が盛り上がり、イチゴ・ジャムに黒胡椒やクローブなどが、終始ネッビオーロのエレガントな面持ちにイタリアンらしいキャラクターを着け加えているようでした。