2011年、北海道北斗市に文月ヴィンヤード(自家農園)を開園、翌年、函館市に農楽蔵(ワイナリー)を設立。道南地方と余市町の農家から高品質なブドウを購入しワイン造りを行う。農楽には、「曲がって、振って、農を楽しむ」「野良仕事」「どこにも属さず、自分たちの理想を追い続ける」という意味が込められており、「自分たちの納得いくものを提供し、身の丈にあった収入と、最大限の幸せを感じられること」という一貫した哲学のもとワイン造りを行っている。自家農園のブドウは、無化学農薬栽培、無化学肥料栽培、品種はほぼシャルドネにピノ・ノワールほか数品種。醸造は野生酵母発酵、無ろ過、低亜硫酸が基本。先入観なくワインを楽しんでもらいたいという思いから、ブドウ品種をラベルに積極的に表示していない。「北斗らしい」個性をもった風景が思い浮かぶようなワインを造りを目指すワイナリー。