タスマニアのピノ。 まだ若々しい薄い輝きのあるルビー。粘性は中程度。 スクリューキャップのためか、開けたては、還元臭とオークがやや強め。 しばらくするとハッキリとしたどう見てもラズベリーとミントっぽい清涼感のある香りが表れてくる。チョコっぽいオークのニュアンスも同じくらいハッキリと主張。 アタックは比較的強め。新世界っぽい果実味を最初に感じるが、その後にかなりシャープな酸が広がり、同時に滑らかな(まだこなれていないが)タンニンがバランスを取る。余韻は主に酸でまずまずの長さ、ラズベリーのニュアンスが口中にずっと残る。ミネラル感は余り感じない。 樽の使い方や果実味は新世界っぽいが、酸が強く飲み飽きない感じ。かなり好み。

らすかる77