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3.0
16日(土)、自宅から徒歩圏内のスペースでの毎月恒例のジャズ・ライヴ(入場料千円で缶ビール付♪)。 長い付き合いのギタリスト(リーダー)が今回選んだ編成は、ギター2&ウッドベース+女性ヴォーカル。 ウッドベース好きにとって、弦楽器のみのトリオは魅力。おまけに、ヴォーカルは長年の付き合いの方。 飲食物の持ち込みはOKなので、いつものようにワインをチョイス。先月は八一フ・ボトルのスパークリング・ワインだったが、今回は赤ワインを飲みたい気分だった。 数日前に、(近所だけど駅とは逆方向なので)たまにしか寄らないスーパ一でラベル買いした安物(本体980円)にした。 何年か前にNHKで放送されていた、三谷幸喜脚本の人形劇『三銃士』に出てきそうな(日本人からすると美人とは思えない)プリンセスのイラスト以上にラベル買いの因となったのは「コルビエール」の文字。 背面を見ると、グルナッシュ、シラー、カリニャンという、ラングドック地方コルビエール地区のブレンド物に親しんでいる身にはお馴染みの品種達。 千円でもこの顔ぶれのブレンド物なら、(ハズレても)違和感なく味わえる。 先日の日本酒の会の折に自由が丘の『ヴィノスやまざき』で購入した予備のチーズ(ミモレット)の賞味期限が2日過ぎていることに気づく。 白ワインに合うことは明白だったが、赤ワインを飲みたい気分だったので、この組み合わせを決行。80gのミモレッ卜はピーラ一で切り分けてタッパ一に詰めた。 お気に入りのオープナ一とマイ・グラスも勿論持参(愛用の2本用ワイン・バッグに一式全て収まる)。 会場では、毎月このライヴで顔を合わせている年配男性が隣に腰掛けたので、開演前に缶ビール(私エビスビール&先方エチゴビール)を飲んでいる時にチーズを勧めたら喜んでもらえた。量が沢山なのでこちらもありがたかった。 赤ワインに合わせるには塩っぱいので、やはり、白ワインにすべきだったかと少し思う。 ライヴは、弦楽器三者の軽やかで涼しげな音色でスタート。 ウィスパー・ヴォイスの女性ヴォーカルが加わってからも、ジョビンのボサノヴァを含む軽やかなタッチ。 この時点で、白か泡にすべきだったと改めて後悔。 が、好きな南仏のブレンド赤は悪くはなかった。 香りは、良い意味での青臭さがあり、この時期の新緑を思わせた。 さしたる特徴はないが、円やかでスイスイと飲めた。 私にとってのコルビエールのブレンド赤は(安かろうが)本当に安定感がある。気軽に飲むには持ってこいだ。 「ある事情」により、第2セット まで聴かずに、第1セット終了後に席を立ち、帰宅。 数分後、女性ヴォーカルからメールが届く。 「戻って来られませんか?」 何と、翌日(17日)誕生日の私の為に花束を用意して下さっていたのだ。 友人のヴォーカル嬢やギタリス卜には非がなかったのだが、「ある事情」により、その場にはいたくなかった。 メールに添えられた花束の写真だけありがたく受け取った。 1年前もそうだったのだが、私と誕生日が近い方がいるので、その方に花束を手渡したとのことだ。 さて、翌日の今日。 両親や兄妹とも誕生日を祝う習慣がなかった(端から見たら奇妙な)身なので、例年通りに仕事を入れていたら、私を慕う後輩の同業者達からサプライズな「プレゼント」が。 10年程前にも連中は同じ手で驚かせてくれたのだが、今日の私の全ての仕事を彼等が引き受けてくれると言うのだ(ギャラは全て私に)。 いい加減な仕事は出来ない性分なので、前回は(ありがたい半面)微妙な心境だったのだが、今回は充分な準備をしてくれていた。 午前中にその一人が自宅に来てくれて、引き継ぎ。皆からのお祝いメッセージが入ったカードもいただいた。 ということでポッカリと一日空いてしまった中年シングル男の誕生日。 好天にもかかわらず自宅にいる。風が心地好いこともあり、ベランダで空を仰ぎ見ながらぼんやりと過ごす時間。 傍らには前日に半分以上残したプリンセス(の安物ワイン)。そして、甘き香りとは程遠い、赤ワインには塩っぱい、(賞味期限3日後の)チーズ。 ワインは不思議と青臭さが消えていた。 齢を重ねたということか。 夜、何処かに繰り出そうか考慮中。私の誕生日等知らない人々の中で、生きている喜びを実感するのも佳いかもなぁ。 2年前の誕生日は病床で生死の境をさ迷いながらだった。昨年の2年ぶりの誕生日も味わい深かったが、今年も一人様々な想いを噛み締めている。 SNSにお祝いメッセージがいっぱい届いているが、返事は深夜にしようと思っている。 もう暫くは生きている実感を一人でただぼんやりと味わっていたい。 ♪Someday my princess will come♪
ume hat
hatさん お誕生日おめでとうございます。 幸多き一年になりますように♪
ODDEYE
ODDEYEさん、ありがとうございます! この齢の独り身の誕生日故、特別なことはしませんでしたが、学生時代からお世話になってきた、今は「老人」と呼ばれる世代の方々の御見舞いをして、若かりし頃の私がどんな青年だったかを顧みたりしつつ、のんびりと過ごしました。 佳い1年にしたいと思います。
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16日(土)、自宅から徒歩圏内のスペースでの毎月恒例のジャズ・ライヴ(入場料千円で缶ビール付♪)。 長い付き合いのギタリスト(リーダー)が今回選んだ編成は、ギター2&ウッドベース+女性ヴォーカル。 ウッドベース好きにとって、弦楽器のみのトリオは魅力。おまけに、ヴォーカルは長年の付き合いの方。 飲食物の持ち込みはOKなので、いつものようにワインをチョイス。先月は八一フ・ボトルのスパークリング・ワインだったが、今回は赤ワインを飲みたい気分だった。 数日前に、(近所だけど駅とは逆方向なので)たまにしか寄らないスーパ一でラベル買いした安物(本体980円)にした。 何年か前にNHKで放送されていた、三谷幸喜脚本の人形劇『三銃士』に出てきそうな(日本人からすると美人とは思えない)プリンセスのイラスト以上にラベル買いの因となったのは「コルビエール」の文字。 背面を見ると、グルナッシュ、シラー、カリニャンという、ラングドック地方コルビエール地区のブレンド物に親しんでいる身にはお馴染みの品種達。 千円でもこの顔ぶれのブレンド物なら、(ハズレても)違和感なく味わえる。 先日の日本酒の会の折に自由が丘の『ヴィノスやまざき』で購入した予備のチーズ(ミモレット)の賞味期限が2日過ぎていることに気づく。 白ワインに合うことは明白だったが、赤ワインを飲みたい気分だったので、この組み合わせを決行。80gのミモレッ卜はピーラ一で切り分けてタッパ一に詰めた。 お気に入りのオープナ一とマイ・グラスも勿論持参(愛用の2本用ワイン・バッグに一式全て収まる)。 会場では、毎月このライヴで顔を合わせている年配男性が隣に腰掛けたので、開演前に缶ビール(私エビスビール&先方エチゴビール)を飲んでいる時にチーズを勧めたら喜んでもらえた。量が沢山なのでこちらもありがたかった。 赤ワインに合わせるには塩っぱいので、やはり、白ワインにすべきだったかと少し思う。 ライヴは、弦楽器三者の軽やかで涼しげな音色でスタート。 ウィスパー・ヴォイスの女性ヴォーカルが加わってからも、ジョビンのボサノヴァを含む軽やかなタッチ。 この時点で、白か泡にすべきだったと改めて後悔。 が、好きな南仏のブレンド赤は悪くはなかった。 香りは、良い意味での青臭さがあり、この時期の新緑を思わせた。 さしたる特徴はないが、円やかでスイスイと飲めた。 私にとってのコルビエールのブレンド赤は(安かろうが)本当に安定感がある。気軽に飲むには持ってこいだ。 「ある事情」により、第2セット まで聴かずに、第1セット終了後に席を立ち、帰宅。 数分後、女性ヴォーカルからメールが届く。 「戻って来られませんか?」 何と、翌日(17日)誕生日の私の為に花束を用意して下さっていたのだ。 友人のヴォーカル嬢やギタリス卜には非がなかったのだが、「ある事情」により、その場にはいたくなかった。 メールに添えられた花束の写真だけありがたく受け取った。 1年前もそうだったのだが、私と誕生日が近い方がいるので、その方に花束を手渡したとのことだ。 さて、翌日の今日。 両親や兄妹とも誕生日を祝う習慣がなかった(端から見たら奇妙な)身なので、例年通りに仕事を入れていたら、私を慕う後輩の同業者達からサプライズな「プレゼント」が。 10年程前にも連中は同じ手で驚かせてくれたのだが、今日の私の全ての仕事を彼等が引き受けてくれると言うのだ(ギャラは全て私に)。 いい加減な仕事は出来ない性分なので、前回は(ありがたい半面)微妙な心境だったのだが、今回は充分な準備をしてくれていた。 午前中にその一人が自宅に来てくれて、引き継ぎ。皆からのお祝いメッセージが入ったカードもいただいた。 ということでポッカリと一日空いてしまった中年シングル男の誕生日。 好天にもかかわらず自宅にいる。風が心地好いこともあり、ベランダで空を仰ぎ見ながらぼんやりと過ごす時間。 傍らには前日に半分以上残したプリンセス(の安物ワイン)。そして、甘き香りとは程遠い、赤ワインには塩っぱい、(賞味期限3日後の)チーズ。 ワインは不思議と青臭さが消えていた。 齢を重ねたということか。 夜、何処かに繰り出そうか考慮中。私の誕生日等知らない人々の中で、生きている喜びを実感するのも佳いかもなぁ。 2年前の誕生日は病床で生死の境をさ迷いながらだった。昨年の2年ぶりの誕生日も味わい深かったが、今年も一人様々な想いを噛み締めている。 SNSにお祝いメッセージがいっぱい届いているが、返事は深夜にしようと思っている。 もう暫くは生きている実感を一人でただぼんやりと味わっていたい。 ♪Someday my princess will come♪
ume hat