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3.0
妻からもらったドイツのスパークリングをあけてみました。調べてみるとブリッツィンゲン醸造協同組合は1990年と1991年にドイツ醸造協同組合中1位となった生産者。1950年からの組織で、210の醸造設備を持たない小さな生産者の集まり。赤、ロゼ用の葡萄品種はもちろんのこと、バーデン地域にしか栽培が許されていない白品種のグートエーデル種が37%も占め、その辛口は絶品です。色は薄い黄色ですがツヤ感はあります。泡はキメはそこまで細かくはありませんが、ガス圧が程ほどで穏やかです。香りは白い花や日本酒的な酵母っぽさが割と出ています。また、カラメルを思わせるような香ばしいニュアンスも少々。その他、メロンや軽いグレープフルーツ、蜜柑といった柑橘などのフルーツ、微かなナッツっぽさといったこの品種らしい雰囲気も。加えて、石灰系のミネラルが少し。味わいは繊細でほのかな果実味と微かな渋味が感じられ、そこに比較的明るく元気な酸がピッと入ってくるのが印象的です。ただ、ボディは丸く柔らかで、総じて味わいのバランスも穏やかなものとなっています。ミネラル感はありはしますが、硬質までは行かずまあハリがあるな程度の口当り。ボディはミディアムライトくらいです。香りも味も泡もおっとりしたワインですので、あわせるならやはり和食がいい感じ。枝豆とエビのしんじょをつまんでみましたがふわふわの食感とエビのコクを感じるしんじょに穏やかな泡とボディ、それにこの品種らしい最低限の厚みやコクがいい具合にマッチしました。一方、鶏肉ですと、ささ身の鶏天との相性は旨みの部分などいい感じだったのですが、焼き鳥とあわせますとモモ肉の旨みにちょっと押され気味でした。優しく穏やかで、ちょっと前のドイツワインのイメージには、甘くないことを除けばしっくり来るのかもしれません。 同じバーデンのヴァイサーブルグンダーでも、モダンドイツの代表的生産者であるベルンハルト・フーバーのもの等と比べますと大分雰囲気違いますねとのこと。
gucci5779
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妻からもらったドイツのスパークリングをあけてみました。調べてみるとブリッツィンゲン醸造協同組合は1990年と1991年にドイツ醸造協同組合中1位となった生産者。1950年からの組織で、210の醸造設備を持たない小さな生産者の集まり。赤、ロゼ用の葡萄品種はもちろんのこと、バーデン地域にしか栽培が許されていない白品種のグートエーデル種が37%も占め、その辛口は絶品です。色は薄い黄色ですがツヤ感はあります。泡はキメはそこまで細かくはありませんが、ガス圧が程ほどで穏やかです。香りは白い花や日本酒的な酵母っぽさが割と出ています。また、カラメルを思わせるような香ばしいニュアンスも少々。その他、メロンや軽いグレープフルーツ、蜜柑といった柑橘などのフルーツ、微かなナッツっぽさといったこの品種らしい雰囲気も。加えて、石灰系のミネラルが少し。味わいは繊細でほのかな果実味と微かな渋味が感じられ、そこに比較的明るく元気な酸がピッと入ってくるのが印象的です。ただ、ボディは丸く柔らかで、総じて味わいのバランスも穏やかなものとなっています。ミネラル感はありはしますが、硬質までは行かずまあハリがあるな程度の口当り。ボディはミディアムライトくらいです。香りも味も泡もおっとりしたワインですので、あわせるならやはり和食がいい感じ。枝豆とエビのしんじょをつまんでみましたがふわふわの食感とエビのコクを感じるしんじょに穏やかな泡とボディ、それにこの品種らしい最低限の厚みやコクがいい具合にマッチしました。一方、鶏肉ですと、ささ身の鶏天との相性は旨みの部分などいい感じだったのですが、焼き鳥とあわせますとモモ肉の旨みにちょっと押され気味でした。優しく穏やかで、ちょっと前のドイツワインのイメージには、甘くないことを除けばしっくり来るのかもしれません。 同じバーデンのヴァイサーブルグンダーでも、モダンドイツの代表的生産者であるベルンハルト・フーバーのもの等と比べますと大分雰囲気違いますねとのこと。
gucci5779