スペイン観、メンシア観が変わる1本。 色味は濃厚だが、味わいが驚くほどエレガント。暑く苦して重い、というスペインワインへの先入観がへし折れる感じ。後口に残るは、どこかブルゴーニュを思わせる要素。熟成感も程よく、これからが飲み頃。 フランス人、英国人、イスラエル人と和食屋へ行く用のワインを選んで、とコンサルに頼んだら、これが入っていた。彼いわく「醤油で食べるイカの刺身にも合います」・・・。確かにイカとは当たらなかった。が、面白かったのは、鯨の尾の身。シー・シェパードに通報されないかと冷や冷やしたが、宗教的に無理ぽのイスラエル人以外、鯨と赤がよく合うと認める。時不知の味噌漬けも、外人に大ウケ。 ちなみに、全員日本長期在住者。

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