Escarpment Kiwa写真(ワイン) by WINE NINJA

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REVIEWS

ワインEscarpment Kiwa(2013)
評価

4.0

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
詳細
シチュエーションショップ
飲んだ日2017-06-13
飲んだ場所パレスホテル東京
買った日
買った場所
購入単位ボトル
価格帯
価格8000
インポーターアクアブルー

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WINE NINJA

エスカープメントがある北島のマーティンボローは、ニュージーランド屈指のピノ・ノワールの名産地として知られており、「ニュージーランドのロマネコンティ」と讃えられるアタ・ランギなどの優良生産者が集まっている地域です。 オーナー兼ワインメーカーのラリー・マッケンナは、「ピノ・ノワールの貴公子」とも呼ばれ、ニュージーランドではピノ・ノワール造りの第一人者として有名です。 マッケンナ氏は数年間ヨーロッパで修業した後、オークランドのワイナリーでの勤務を経て、1986年にはCEO兼チーフワインメーカーとして「マーティンボロー・ヴィンヤード」に迎えられ、同社を大きな成功へと導きました。 そして1998年にかねてからの念願であった独立を果たし、妻や友人たちとこのエスカープメントを設立したのです。   日本ではあまり知られてはいませんが、エスカープメントの評価は非常に高く、ワイン・アドヴォケイトが2012年11月に発表したニュージーランドワインのポイント・ランキング(いわゆるパーカー・ポイント)では、ティ・ルファ ピノ・ノワール(2010年)が93点を獲得してピノ・ノワールのTOP5に選ばれており、他のピノ・ノワールも90点以上の高得点を獲得しています。   エスカープメントのラベルにデザインされている人物は、その昔ニュージーランドを発見したポリネシアの偉大なる探検家KUPE(クッペ)で、彼が象徴する開拓者精神がまさにワイナリーのイメージにぴったりということで採用されました。 エスカープメントのワイン造りは、「複雑さ」「構成」「骨格」をキーワードとし、テロワールを最大限表現することが目標です。 そのためには、ブドウの持つ風味を損なわないよう、収穫はもちろん、醸造過程も極力機械を使用せず可能な限り手作業で行っています。 個別の畑名を冠した単一畑シリーズの4種類のピノ・ノワールは、それぞれの畑のテロワールがうまく表現された個性的かつ秀逸なワインです。 中でも限定品のクッペは、フラッグシップワインにふさわしく他の単一畑のワインよりもワンランク上の仕上がりとなっています。 スタンダードのエスカープメント・シリーズやエッジ・シリーズはコストパフォーマンスの良いワインとなっています。                      この畑の樹齢は22年で、土壌はマーティンボロ・テラスとして有名な沖積層の砂利。 醗酵には伝統的な開放桶を使用し、12時間毎に手作業でかき混ぜ(ピジャージュ)を行う。 パヒより少し長めの15日間の「かもし」の期間をおき、熟成はフレンチオークの小樽(バリック)を使用して12カ月、新樽比率は30%。 清澄作業は必要最小限にとどめ、ノンフィルターで瓶詰する。 チェリー、プラム、スパイスの香り。 酸とタンニンはやや強い。 余韻が長い。 フレッシュ。 10年後に飲みたい。

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