各地にいろんな「メルロのワイン」が有りまして、中には普通にはとてもメルロとは思えない様な特別感のあるワイン（ヴォーダイチャンプスとか、ミアーニとか）も在りますが、これは、まさに、ザ・メルロって感じです。 豊かでなめらかで肉感たっぷり、であって、深みもあり、飲んで素直に美味しいです。ポムロルのメルロ１００％でも、此処までは分かりやすくはないでしょうに、、 こういうワインは、往々にして単調に感じられて何杯か飲んでいる途中で飽きてしまう事も有るのですが、流石にこのあたりのワインになりますと、そういう事も有りません。 この所、古酒気味のワインが多かったので、今日は果実味が充分感じられるワインが良いかな、と選んできましたが、まずは狙い通りでした（ハーランかメイデンにしようかとも思いましたが、それではあまりに芸が無い感じがしまして）。 この時期のＢ＆Ｈのワインは好みでして、当時カベソーやメルロで見つけたら必ず買っていましたが、既に全く聞かない作り手なので、今はどうなっているのか不明です（もうＣＡのワインは買わないので、調べる気にもなりません）。この銘柄も２００４年までしか出ていない模様です。 ちなみに、この時期のＢ＆Ｈは樹脂コルクです（他の銘柄も同様だったと思います）。 時折、良くないと言う意見も目にしますが、今まで同じようなコルクのワイン（ＮＺのワインとか）を結構開けていますが、良好に熟成しているかどうかはまた別として、私にはあまりネガティブな印象は有りません。 もう２５年近く経っていますが、ほぼ劣化なく役は果たしている様にみえます。

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