La Réserve d'O写真(ワイン) by ume hat

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REVIEWS

ワインLa Réserve d'O(2006)
評価

3.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
    詳細
    シチュエーション
    飲んだ日2009-10-12
    飲んだ場所
    買った日
    買った場所フランスワイン専門店『La Vinee』(恵比寿ガーデンプレイス)
    購入単位
    価格帯
    価格
    インポーター

    COMMENTS

    ume hat

    2009年10月、自由が丘女神まつり最終日。 多忙な中、夕方からの数時間にお伴いただいたのは、プロ・デビュー以来、応援しているジャズ・ヴォーカリストN嬢(当時20代半ば)。 短い時間の中、(お祭りとは関係ない『ルピシア』本店等も含めて)自由が丘の街を引っ張り回す。 南口緑道のベンチで開けて、お付き合いいただいた持参ワイン。 ☆ 再び南口緑道に出て、『ラマンダ』(※シャンソンのライヴも楽しめるカフェ)の前の空いているベンチに落ち着く。 自宅から持参した赤ワインを開ける。 先月の大型連休の恵比寿ガーデンプレイスにおける「恵比寿麦酒祭」の際に、フランスワイン専門店『ラ・ヴィネ』で選んだコトー・デュ・ラングドック・テラス・ド・ラルザック。ラングドック好きの自分用に購入したにもかかわらず、プレゼント用にラッピングしてもらっていたもの。 これがまた絶品の味わい。 N嬢も目を丸くして、「相当に高級なワインでは…」と恐縮気味。 実はそれ程値が張ったものではないのだが、価格以上の満足感がある。 空になった私のグラスに注ごうとした彼女を制し、「一杯だけ!」。 別に勿体振っていた訳ではなく、「Jazz Station」(※ジャズ・ライヴ特設会場)のライヴがちょうど終わった頃合いなので、席(テーブル)が空いたら、前日にも味わった目黒雅叙園のピノ・ノワールをN嬢にも飲んで欲しいと思ったのだ。 落ち着きなく、再び移動。 緑道の特設ステージでちょうど桜小路富士丸嬢のパフォーマンスが展開されていたので、彼女と個人的な交流もある身として、彼女がどんなに才気ある大道芸人かをN嬢に伝えると、思わず立ち止まり、魅入る。いつもながらの即興で、歌い、語りながらの、似顔絵描き(実は、彼女、本格的なジャズを歌わせても上手いのだ)。 満場の拍手喝采を浴びていた。南口緑道のイヴェントには欠かせない「顔」。 漸く、「Jazz Station」に舞い戻って来たのは18時過ぎ。 次のジャズのライヴまではまだ間があるはずなのに、ステージから演奏が聴こえてくる。立見客の間から覗くと、19時半からのメイン・ライヴの面々がステージ上で既に演奏しているではないか。 実はリハーサル。 N嬢は19時半からのライヴを楽しむことが出来ないので、これはラッキー。 テーブルは、昨年も盛り上がったメインのライヴの為に既にスタンバイしている人々で満席状態。 目黒雅叙園のブースからピノ・ノワールのボトルを購入し、立ち飲みで味わう。 こちらの豊穣な味わいにもワイン好きのN嬢は目を丸くする。 前記事でも書いたが、スムースながら、安っぽくない。気品を感じる。 ワインを飲み終わるまでリハーサルの演奏を楽しんでから、古き佳き時代のジャズ・ヴォーカルがBGMに 流れる、馴染みの老舗BARで残り30分程を過ごすことを提案。 外の賑わいとは一線を画したかのような、いつものまったり感。 若いジャズ・ヴォーカリス卜にもこのBARの居心地の良さが伝わったみたい。 私は生ビール、N嬢は軽いカクテルを傍らに、名だたるジャズ・ヴォーカリストの歌声に耳を傾ける。 20時からのヴォーカル・レッスンは、厳しいことで知られる重鎮の指導。 短い間にアルコールを矢継ぎ早に飲ませてしまったので大丈夫かと思い、聞いてみると、「御心配なく。ちゃんと切り替えます!」とのこと。 元々才気あるヴォーカリスト。 ライヴァル数多の中、努力も惜しまない。 他の若手女性ジャズ・ヴォーカリス卜同様に、糧となるものは貪欲に吸収していく。 今のステージも魅力的だが、5年後は更に大きくなっているはず。 時計が19時近くになったので、席を立つ。 気に入った様子で、一人でも仕事帰りに立ち寄りたいとのこと。 自由が丘駅まで見送ろうと思い、駅前口一夕リーを通り抜けようとしたら、メインステージで19時半スター卜の相川七瀬さんのライヴを待つ人々の群れで駅前が何とも凄い案配に…。 脇道に逸れ、自由が丘デパ一卜側から漸く駅に辿り着く。 久々に色々とお話出来た若手ジャズ・ヴォーカリストと握手して別れる。 ☆ この後、一人で「Jazz Station」における素晴らしいジャズ・ライヴ(3管セクステット+vo)を終始立ち見で楽しんだのだけど、その時のお伴にしたのは、抜栓済みの2本、ラングドック産の逸品と目黒雅叙園のピノ・ノワール。 共に、料理抜きに立ち飲みするレベルのワインではないと思う。 恵比寿ガーデンプレイスの、ワイン・マーケット『PARTY』奥にある姉妹店『ラ・ヴィネ』は特別な人にフランス・ワインを選ぶ時に主に利用。 スタッフの「ソムリエ度」に全幅信頼。 この逸品も、「ラングドックで」の申し出に幾つか出してくれた中のひとつ。 美味しかったなぁ! (続く)

    ume hat

    (続き) もう1本のピノ・ノワールだが、目黒雅叙園のオリジナル・プライヴェートワイン。 創業80周年を記念しての販売とのこと(赤、白、泡、併せて7種類、目黒雅叙園で販売されていたようだ)。 当然ながら、雅叙園以外では入手は出来なくて、自由が丘の女神ま つりは特例とのことであった。 6,300円が3,000円。 1本1本にはナンバリングが施されてあった。 その場で飲み干したものと自宅に持ち帰ったものを併せて、5本+グラス数杯味わったかと思う。 以前、一度アップしています。 正式なワイン名は「Alfio Moriconi Selection d'Autrefois Pinot Noir」(ピノはフランス産)。 さて、この時にお伴いただいた女性ヴォーカリストとは確かな絆で繋がり、その後、彼女がミニ・アルバムを発表した際に、彼女に懇願されてライナーノーツを書かせていただきました(ヴァン・モリソン“MOONDANCE”のカヴァーは相当にイイです)。 同年代の女性ヴォーカリストの中では断トツの才能だと思うが、結婚されて、子供を授かった後は子育てに専念(若いママとしてモデル依頼等が結構あったようですが)。 今は、御主人の仕事の都合でスペインで生活。 ワインがとにかく美味しいらしい。 気長に、日本のジャズ・シーンに戻って来るのを待っております。 復帰ライヴの際には勿論、彼女に似合ったワインを手土産にして。

    ume hat

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