先日の赤に続きタイ出張のお土産で買ったタイ産の白。同じくペーストを購入したトムヤムクンとのあわせ。トロピカルジュースを思わせる南国フルーツの味と甘みを感じるワインとトムヤムクンの辛さはお互い絡まずに辛さをワインがサッと拭き取るような感覚。口の中の暑さがスッと収まる。 蛇足ながら、タイのワインは ニューワールドワインに続く「New　Latitude　Wine」（新緯度帯ワイン）。北緯30～50度がワイン作りに適したエリア、だが北緯13度に位置するバンコクを首都としたタイにおいても、タイ産のブドウを使用して、本格的なワイン作りが進められているとのこと。 本ワインの製造元であるサイアムワイナリーは、1982年に設立された東南アジア最大規模を誇るワイナリー、バンコクから南西に約60キロ離れたサムット・サコーン、タイ王室の保養地があるホアヒン、タイのナパ・バレーと呼ばれるサラブリの3か所に自社ブドウ園を所有。サムット・サコーンのブドウ園は水上葡萄園と言われ、タイの観光地で有名なダムスンサドゥアクの水上マーケットに程近い場所に。標高5～20メートルのこの地域で実る他の果実同様、ブドウは、チャオプラヤデルタの無尽に走る用水路の間に浮かぶ陸地で栽培されることから、この一帯のブドウ園は、Fliating Vineyard（水上ブドウ園）と呼ばれ、手摘みで収穫されたブドウは、小舟に乗せられて集積所まで運ばれるとのこと。

taku369