ワイン | Joseph Phelps Insignia 1995(1995) | ||||||||||||||||||||
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評価 | |||||||||||||||||||||
味わい |
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香り | |||||||||||||||||||||
詳細 |
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Pasteurさん、こんにちは。 正に、Pasteurさんのおっしゃる通りだと思います。 アメリカのワインはアメリカ人の好みや食事に合わせて進化していると思います。 私も最近、Marcassinさんのコルギンやアローホを頂く機会がありましたが、フランスワインとは別物と感じました。同じブドウ品種だとどうしても比べて論じられますが、そもそもブドウそのものや造りにおいても目指している味わいが異なると思います。 好みの違いはありますが、私はどちらも素晴らしいと思います。
Katsuyuki Tanaka
Tanakaさん、ご賛同ありがとうございます。 米国だけでも食っていける市場規模ですから、米国の嗜好に合わせて進化するのは合理的と言えるでしょう。他国民でも季節や料理しだいで、加州の味わいがマッチする時があるわけで、TPOで飲み分ければいいように思います。 同じ品種でもこれだけ異なるワインになることに、地球の広さと人間の多様性を感じずにはいられません。
Pasteur
熟成で昇華。柔和な旨味が満ちた見事な甘露。 カリフォルニアらしい陽性の香り。シルキーな口当たりの液体を舌で転がすと、旨味がジワーッと味蕾に降り注ぐ。濃いのは確か。でも歪なところがない。丸さの一環として、濃さがある感じ。全く飲み飽きせず、もう少し、あと少しと舌が求めてくる。 島根の雌イノシシ・赤ワインソース、鹿・熊・猪・穴熊のトゥルト・マデラソースのダブル・メイン、いずれともバッチリ。 5大シャトーとか右岸のトップクラスと比べて語っても、あまり意味がないような。新旧の優劣を決めたがること自体が、時代遅れ。これはカリフォルニアワインという立派な独立したジャンルの、見事な結果の1つだと感じた。
Pasteur