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3.0
予定よりもかなり早めに帰れたので、近所の商店街の八百屋に寄ったら、枝付きの枝豆がとても美味しそう。 帰宅後にすぐに茹でて一心不乱に食べたいと思った。 枝豆といえばビールだが、暑さでへばっていたので一缶を一気に空けてしまいそうな気がして、白ワインを合わせることにした。 最寄りの酒屋(『カクヤス』)の店頭で南アのワイン2本(白&赤)で千円(税抜)というサービス品を見つける。通常1本600円台だからた かが知れているのだけど、外れて元々と思い、購入。 白は冷えているものを選んだので、入浴の間(約30分)に冷蔵庫に追加冷却するのみ。 風呂上がりにバスタオルを首にかけながら、枝豆を大量に茹で、白ワインと共にいただく。 セミヨン&シュナンプラン&コロンバールのブレンドによる白ワインは、はじめは「やはり、安物」の感があり、枝豆との相性も「ビールの方が良かったか」と思わせるものがあったが、1杯目の途中から不思議と馴染み、違和感はすぐに消え、時間をかける程に旨く思えてきた。 ワインは敢えてクーラ一に入れなかったが、それが功を奏した。温度が上がる程に潜在の魅力が出てきた。 夏の白ワインはキンキンに冷やした方が美味そうに思えるが、手頃なワインのブレンド物に関して言えばそうでもなかったりもする(むしろ、各品種の個性も感じながら味わえる気が素人目にはする)。 枝豆の茹で加減はベスト。塩は、いつもパスタを茹でる際に用いている、豪州の南(南極海)産のものを用いたが、これは(欲を言えば)日本産に拘泥すべきだったかもしれない。 初めは購入の半分の量の皿に盛った分だけ食べるつもりだったが、止まらなくなり、残り半分もペロリ。 ワインもポトルの3分の2程を味わった。 南アのワイン、なかなかやるなぁ。 帰宅時、室内に相当に熱が篭って蒸し暑かったのでやっと今季初のエアコン使用。 除湿のみの2時間程だったが、快適。 後は、ベランダや窓からの自然な風と扇風機のみで過ごす。 今の物件には昨年3月に転居したのだが、昨夏はベランダ(マンションの3階)から2度花火大会を楽しむことが出来た(2度目は、選挙の投票所にもなっている近くの小学校の校庭からなので特等席♪)。 ベランダの下手(南東)方面から打ち上げられる1度目の花火(遠く足立区の花火大会)がぼちぼちだと思い、昨年を顧みてみたら、「海の日」絡みの三連休中だったことに気づく。夜は自宅で過ごしていた連休中日にそれを知り、翌日に期待を寄せたが、残念、連休初日に催されたと友からのメールで知った。 もうひとつの花火大会は何としてでも観逃さない! 勿論、枝豆を傍らに。 さて、片手から離さないのはビール・ジョッキか、ワイン・グラスか。はたまた、フルート・グラスか。 件の南ア産白ワインに用いられている3品種の内、今ひとつイメージの浮かばないコロンバールを、私のワイン・ライフには欠かせなくなったアイテム、ジャンシス・ロビンソンの『ワイン用 葡萄ガイド』で引く。 本来はコニャックを造る為に使われ、フランスでの人気は衰えた。カリフォルニアでは、90年代にシャルドネに追い越されるまでは同州で最も栽培されていた安価なブレンド用品種とのこと。つまりは、カリフォルニア・ワインの実力がクローズアップされるようになって、用済みとなったということか。カリフォルニア産のブランデ一にも使われているとのこと。 南アにおける位置も記されてある。 「南アフリカでは、かつて地元のブランデ一産業にとって重要であったこの品種は、(略)安い中辛口の白ワインによって人気が絶頂に達した。1990年にはまだその作付け面積が5,700ha残っており、南アフリカで5番目に重要な品種となっている。一般に品質の低い品種から良いワインを造ろうとするのは『泥をこねて舟を造ろう』とするようなものだが、生産者の一部は工夫をこらしつつこの品種を使ってワイン造りに励んでいる」 何だか、低く見られたものだが、そういう存在にこそ目を向けたくなるのが私の性分。 気にかけていこうと思う。
ume hat
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予定よりもかなり早めに帰れたので、近所の商店街の八百屋に寄ったら、枝付きの枝豆がとても美味しそう。 帰宅後にすぐに茹でて一心不乱に食べたいと思った。 枝豆といえばビールだが、暑さでへばっていたので一缶を一気に空けてしまいそうな気がして、白ワインを合わせることにした。 最寄りの酒屋(『カクヤス』)の店頭で南アのワイン2本(白&赤)で千円(税抜)というサービス品を見つける。通常1本600円台だからた かが知れているのだけど、外れて元々と思い、購入。 白は冷えているものを選んだので、入浴の間(約30分)に冷蔵庫に追加冷却するのみ。 風呂上がりにバスタオルを首にかけながら、枝豆を大量に茹で、白ワインと共にいただく。 セミヨン&シュナンプラン&コロンバールのブレンドによる白ワインは、はじめは「やはり、安物」の感があり、枝豆との相性も「ビールの方が良かったか」と思わせるものがあったが、1杯目の途中から不思議と馴染み、違和感はすぐに消え、時間をかける程に旨く思えてきた。 ワインは敢えてクーラ一に入れなかったが、それが功を奏した。温度が上がる程に潜在の魅力が出てきた。 夏の白ワインはキンキンに冷やした方が美味そうに思えるが、手頃なワインのブレンド物に関して言えばそうでもなかったりもする(むしろ、各品種の個性も感じながら味わえる気が素人目にはする)。 枝豆の茹で加減はベスト。塩は、いつもパスタを茹でる際に用いている、豪州の南(南極海)産のものを用いたが、これは(欲を言えば)日本産に拘泥すべきだったかもしれない。 初めは購入の半分の量の皿に盛った分だけ食べるつもりだったが、止まらなくなり、残り半分もペロリ。 ワインもポトルの3分の2程を味わった。 南アのワイン、なかなかやるなぁ。 帰宅時、室内に相当に熱が篭って蒸し暑かったのでやっと今季初のエアコン使用。 除湿のみの2時間程だったが、快適。 後は、ベランダや窓からの自然な風と扇風機のみで過ごす。 今の物件には昨年3月に転居したのだが、昨夏はベランダ(マンションの3階)から2度花火大会を楽しむことが出来た(2度目は、選挙の投票所にもなっている近くの小学校の校庭からなので特等席♪)。 ベランダの下手(南東)方面から打ち上げられる1度目の花火(遠く足立区の花火大会)がぼちぼちだと思い、昨年を顧みてみたら、「海の日」絡みの三連休中だったことに気づく。夜は自宅で過ごしていた連休中日にそれを知り、翌日に期待を寄せたが、残念、連休初日に催されたと友からのメールで知った。 もうひとつの花火大会は何としてでも観逃さない! 勿論、枝豆を傍らに。 さて、片手から離さないのはビール・ジョッキか、ワイン・グラスか。はたまた、フルート・グラスか。 件の南ア産白ワインに用いられている3品種の内、今ひとつイメージの浮かばないコロンバールを、私のワイン・ライフには欠かせなくなったアイテム、ジャンシス・ロビンソンの『ワイン用 葡萄ガイド』で引く。 本来はコニャックを造る為に使われ、フランスでの人気は衰えた。カリフォルニアでは、90年代にシャルドネに追い越されるまでは同州で最も栽培されていた安価なブレンド用品種とのこと。つまりは、カリフォルニア・ワインの実力がクローズアップされるようになって、用済みとなったということか。カリフォルニア産のブランデ一にも使われているとのこと。 南アにおける位置も記されてある。 「南アフリカでは、かつて地元のブランデ一産業にとって重要であったこの品種は、(略)安い中辛口の白ワインによって人気が絶頂に達した。1990年にはまだその作付け面積が5,700ha残っており、南アフリカで5番目に重要な品種となっている。一般に品質の低い品種から良いワインを造ろうとするのは『泥をこねて舟を造ろう』とするようなものだが、生産者の一部は工夫をこらしつつこの品種を使ってワイン造りに励んでいる」 何だか、低く見られたものだが、そういう存在にこそ目を向けたくなるのが私の性分。 気にかけていこうと思う。
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