グラスに注ぐと、とちおとめの様な濃くもみずみずしいイチゴの香り、淡いガーネットに薄く熟成古色が浮かんでいます。 桃や梨がテレビで放送されており、そこから連想され、ワインを渇望します。夕食前で空腹とも戦いながら、渇きは我慢出来ず。 まだ会うべきでは無い相手を強く思い、会った時の感動を倍増させておきます。 では、そろそろかと行って見ます。 下町にそっと佇む喫茶店があります。サイフォンで淹れているコーヒーの香りで充満している店内には、どこか懐かしい瓶詰めの飴もあり、双方を高めあっています。ゆっくりじっくり刻まれる時の中で、古本を片手に徐々に登ってくる太陽光も感じながら優雅に過ごすSunday Morning。多少色褪せた方が味わい深いレザーのカウチは、座り心地も良く、ついつい長居してしまいます。 今朝知らない街を散歩中に見つけた一つの喫茶店をイメージしました。

vd1ree