味わい |
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香り |
ワイン名 | Wolfberger Tokay Pinot Gris Les Armoriés |
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生産地 | France > Alsace |
生産者 | |
品種 | Pinot Gris (ピノ・グリ) |
スタイル | White Wine |
2020/08/12
(1995)
価格:5,000円 ~ 6,999円(ボトル / ショップ)
ピノ・グリージョ(グリ)の旅・その97 1995 ヴォルフベルジェ トケ・ピノ・グリ レ・ザルモリ アルザス/フランス 連休明けの火曜日、世間は夏休み期間のようですが、殺人的な酷暑の中、元気にお仕事です(大汗) せめてもの救いは、私以外の家族は夏休みで在宅、帰ったら晩ごはんが準備されていることでしょうか? ソーメン、ホルモンと大根の炒めもの、鷄軟骨の塩麹焼、獅子唐の胡麻油炒めという夏バテ対策メニューのような晩ごはんに、抜栓2日目のシャンパーニュを合わせた後、食後酒として古いピノ・グリを開けました。 アルザスのグリ/グリがまだ「トカイ(トケ)」の名を冠することができた、2006年以前のものです。 ヴォルフベルジェは100年以上の歴史を持つ協同組合で、総面積1200haに及ぶ自社畑を所有する、アルザスで最大規模の生産者。 「レ・ザルモリ」は武器庫を意味する言葉で、秀逸な年にのみ作られる、遅詰めの特別なキュヴェのようですが、この1995以外の生産があったのかどうか?ネットを探してもヒットしません(*_*) 詳しいことは、イマイチはっきりしませんが、とても珍しいワインであることは間違いないようですね。 外観は、とてもクリアでやや淡めのアンバー。パッと見はまるで紹興酒や烏龍茶。 香りにも、良質な紹興酒のようなニュアンスがあり、酸化熟成がかなり進んだワインのようです。 フレッシュな果実の香りを取るのは難しく、リンゴの擦り下ろしのような酸化と鉄の気配、ドライなアプリコットやマンゴー、栃の花の蜂蜜、焦がしたバターやキャラメル、パンデピスのような甘いスパイス、アニスシードやエストラゴンのような癖のあるハーブも潜んでいて、強くて複雑かつ明晰な香りです。 口に含むと、甘いのか?辛いのか? よくわからないというのが正直なところ ∑(゚Д゚) とてもドライなような気もしますし、めちゃ甘いよね?と言われれば、その通り!と即返したくなる味わいです(苦笑) 口あたりは極めて滑らかで、上品な酸と軽やかな酒駆を持っていますが、重心は低め。 香りに感じたドライフルーツから絞り出したような濃厚な旨みに、搾りたてのお醤油のような風味、大地に根ざした土のような滋味を感じます。 エキスたっぷりでスパイシー、ミネラルもてんこ盛りな味わい(笑) 冷蔵庫キンキン温度から飲みはじめましたが、室温レベルまでダラダラ飲みした後にやっと本領発揮という感じです。 最初は、こちらの情報処理が追い付かず、かなりカオスな味わいでしたが、時間が経てば経つほど、どこまでも澄み切った曇りのない美味しさ♪ まったく飲み飽きしないで、グラスを持つ手がおろせない「わんこワイン」状態が続きます…素晴らしい♡