味わい |
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香り |
ワイン名 | Turley Contra Costa County Zinfandel Duarte Vineyard |
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生産地 | USA > California |
生産者 | |
品種 | Zinfandel (ジンファンデル) |
スタイル | Red Wine |
2020/11/19
(2009)
価格:7,000円 ~ 9,999円(ボトル / ショップ)
2009 ターリー・ワイン・セラーズ デュアルテ・ヴィンヤード ジンファンデル コントラ・コスタ・カウンティ カリフォルニア/USA 2020年11月18日はジンファンデルの日。 普段、あまり飲み機会のないジンファンデルですが、だからこそ、この日にジンファンデルを飲むことに意義があります♪ 用意したのは、ジンファンデル最高の作り手、ターリー・ワイン・セラーズの2009年デュアルテです。 秀逸なジンファンデルの産地として有名な、サンフランシスコ東のベイエリア、コントラ・コスタ産。 ネット情報に依れば、デュアルテというネーミングは、コントラ・コスタの著名な栽培家ジョー・デュアルテ氏へのオマージュだそうですが、そんなの知らんがなヽ(´o`;という感じですね(笑) 要するに、ターリーにこの地の素晴らしいジンファンデルの畑を紹介してくれた恩人がデュアルテ氏で、彼への敬意を表したネーミングということのようです。 ワインは、シングル・ヴィンヤードものではなく、エヴァンジェロ、モリ、サルヴァドールという3つの畑のぶどうからつくられていますが、これらの畑のジンファンデルは、1890年から1930年代に植樹されたものとのこと。 樹齢100年を超えるものも含まれる、相当なヴィエイユ・ヴィーニュですね∑(゚Д゚) コントラ・コスタ特有の砂質土壌と樹齢の影響を受けて、ジンファンデルにしては異例の柔らかさとシルキーなタンニンが特徴のワインとなるそうです。 能書きはこのくらいにして、ワインをグラスに注ぎます。 外観は、濃厚なダークチェリーレッド。全体に強い光沢とほどほどの透明感があり、意外にクリアな見た目。 微かにオレンジのトーンが入り、熟成の兆しが見えます。 グラスに鼻を近づけると、ダークチェリーやブルーベリーの果実香。次いで、ミントやローズマリーのハーブ、そして、ヴァニラやシナモンのような甘いスパイス香を感じます。 ヨードやリコリス、土のニュアンスもハッキリしていて、白檀のようなヒントも含め、ちょっと漢方薬っぽいユニークな印象を受けました。 口に含むと、ほのかで優しい甘さは想定通りですが、予想以上に柔らかい滑らかな口あたりに意表をつかれました。とにかく、滑らかでシルキー! ブラックチョコのようなビターさはなく、ジンジンくるような強いタンニンもありません∑(゚Д゚) でも、充実した果実の旨みが濃厚で、黒糖のようなコクがあり、15.2%の高アルコール度…ジンファンデルらしさは健在ですね♫ 余韻は長く、最後の最後にキレイな酸が良い働きをしていることに気がつきます。 ジンファンデルのスタイルとして、これが正しいのかどうかは良くわかりませんが、とても美味しいワインですね♡ 合わせて聴いたのは、なんと筝によるゴルトベルク変奏曲∑(゚Д゚) フランス在住の筝奏者、みやざきみえこによる2020年10月28日リリースの真新しいアルバムです。 何より一面の演奏でこれだけの音域をカバーできる、十三弦筝(一部十七弦)の楽器としてのポテンシャルに驚かされます。 そしてこの、いろいろな意味で厄介な曲にチャレンジし、弾き切る意志とテクニックに感銘を受けました。 実は、私の母が筝を嗜んでおり、物心ついた時から実家にもあったので筝の音には親しみがありますが、あの特徴ある弦の音色の「揺らぎ」が、妙にバッハにハマることは意外な発見でした(笑) 普通に聴き流しているとテオルボの演奏のようにも聴こえてきて、西洋音楽と和楽器の取り合わせに、まったく違和感がありません。 新しいゴルトベルクの姿として、記憶に残る素晴らしい演奏だと思います٩( ᐛ )و ジンファンデルの中の、少し中心を外れた特異点のような味わいの「デュアルテ」の孤高と、とても共鳴するところの多い演奏ですね⁉︎ これはもう「至福」のひとことでよろしいでしょうか?
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