Sylvain Martinez Goutte d'O
シルヴァン・マルティネズ グット・ドー

『No.623 さぁ、グッとどう？』 金曜日。ようやくやってきた週末。とはいえ、喉風邪のため、火曜水曜は欠勤してしまい、実際の労働日数は3日だったわけだけど、病み上がりの身体には地味に応えたわけで。 今日は食欲もワイン欲も高めってわけで、サクッと仕事を終わらせ、娘を保育園に迎えに行き、サッサと帰宅し、夕飯をこしらえた次第。 そんな今夜の夕飯は... ・鶏手羽のさっぱり煮 ・里芋の煮っころがし ・小松菜と油揚げの炒め煮 ・ご飯とお吸い物 里芋の煮っころがしは前日の夜中に作っといた物。やはり一晩寝かせとくと、味がしっかり染みるねぇ。そして今夜の夕飯に合わせる1本は、フランスのシルヴァン・マルティネズのグット・ドー2012年をお供に。以前ガズゥイをいただいたけど、めっちゃ美味しかった記憶があるので、ついついこのグット・ドーにも期待しちゃうわけで。 抜栓し、グラスに注ぎ、香りの方なんかを...ほぉ、柑橘系のフレッシュな...というよりは、パイナップルや梅、梨や蜜っぽい香りを強く感じるかな？少し落ち着いた感じかな。それにしても、ちょいとオリが多めな感じ...まいっか。そして一口...まず舌先に少しピリッとした刺激...ガス感めいた物を感じたり。そして思いの外強めの酸味...少し寝かせた感のある梅干のようなちょっと重めの酸味。そして後味にほんのアクセント的なほろ苦さ。 でも全体的に感じるのは、年代物の梅酒のような妙に落ち着きはらったような、落ち着いた味わい。うん、悪くない...ってか美味しいなこれ。 シュナン・ブランって軽快で草原を駆け巡っているかのような味わいってイメージが僕の中であったのだけど、このグット・ドーは僕の中のシュナン・ブランのイメージをぶっ壊してくれた感がある。 こんなシュナン・ブランのワインもありだよな。 手羽のさっぱり煮や里芋の煮っころがしにとても合うなぁ。和の煮物にこんなに相性いいんだなぁとしみじみ思う次第。酸味の効いたポン酢で味付けした手羽のさっぱり煮とは喧嘩しない相性の良さ。そして醤油ベースの里芋の煮っころがしにはニヤニヤが止まらないくらいの合い具合。 和食や家庭料理に抜群の相性。自宅で手料理と共に楽しむのが一番なのかな...少なくとも僕はそう思うのだ。 煮物と共に飲んでると、シルヴァン・マルティネズ氏から 「もっともっと飲んで！グッと、どう？」 と言われてるような...わけないか。ごちそうさまでした！

豆ってなくて良かった…^_^;

ワンダーランド試飲会

備忘録

ロワール西部の都市、アンジェ市から南東約20kmにある小さな村、シュメリエの新しい蔵。シルヴァン・マルティネズは、体格はそれほど大きくないですが、がっしりと逞しく、黒い無精ひげを顔中に生やした34歳。 ワイン造り以外については余りしゃべらず、無口で控えめな人柄です。 農業を営んでいた祖父の後を追いかけて子供時代をすごしたせいで、小さな頃から自然が大好きだったシルヴァンは、早くから農業を目指しましたが、とりわけ懇親性があって深い文化を持つ「ワイン」に惹かれました。 ワイン造りの仕事に就き、大小数ヶ所の蔵元で働いて経験を積んでいきました。 一つの果物が自然の作用によって味わい豊かな飲み物に変わることが、魔法によってできているようで、とても不思議に感じられ、どんどんその世界に引き込まれていきました。 そして独立するまでの数年間を、ロワールの自然派の重鎮　マーク・アンジェリ、ルネ・モス、オリヴィエ・クザンらの下で働きました。 最後に働いたのは、馬で耕作する研修を開くほどの腕前を持つ造り手オリヴィエ・クザン。 彼はSO2無添加でワインを作っています。彼と共にビオロジックでブドウを育て、馬を操って土を耕す仕事をしながら、自然環境を重んじる農業と共に、SO2無添加でのワインを造りに感銘を受けて、自身のスタイルにとりいれてゆきました。 こうして2007年に独立したのです。 黄金色。 洋ナシの香り。 ミネラル感がある。 濃厚。

独特の香りがある気がするの、何だろう。美味しい。

2009 so2無添加のナチュラルな シュナンブラン。 アルコール14% アルコール感が 気になるけれど 美味しいシュナンブランです。 もっと落ち着かせて また飲んでみよう。