味わい |
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香り |
ワイン名 | Shiluh Mazrona |
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生産地 | Turkey |
生産者 | |
品種 | Mazrona (マズローナ) |
スタイル | White Wine |
2022/05/04
(2019)
価格:3,000円 ~ 4,999円(ボトル / ショップ)
2019 シルーフ マズローナ ミドヤト マルディン/トルコ 火曜日のワイン。 先日、大丸のワイン展で購入したトルコの白ワイン。 トルコのアナトリア地方は、6000年ほど前まで歴史を遡ることのできる、「ワイン作り発祥の地」のひとつと考えられています。 英語の「wine」やフランス語の「vin」も、古代トルコのヒッタイト語でブドウとワイン両方を意味する「wiyana」が起源と言われているそうです。 このワインの作り手、シルーフは古代アッシリア人の末裔とされる人々が手がける銘柄で、品種のマズローナはトルコの固有種です。 エチケットに描かれているのは、古代イラク南部の遺物、「ウルのスタンダード」のモザイクで、古代言語であるシリア語を守っているアッシリア人のルーツを示しています。 外側に負けず劣らず、中身も個性的です。 外観は明るいライトゴールド。透明度が高く、光沢がとても強い見た目。 香りは、穏やかなグレープフルーツに生ぶどうの果皮、生姜や白胡椒のようなスパイシーさもあり、少しゲヴュルツトラミネールに似た感じがあります。 そういえば、写真で見たマズローナは、ピンクっぽかったり、そばかすのようなグレーのドットが入っていたりして「グリ系」のぶどうのように見えました。 案外、ゲヴュルツとは近い親戚だったりするのかも? 口に含むと、ボディはグラマラスですが、非常にドライで酸は低め、強いミネラル感とハッキリした苦みのある味わいです。 個人的には、もう少し酸と果実味が豊かな方が好みですが、この苦み走ったドライさは、ひとつの個性として尊重すべきもののような気もします。 余韻は軽く短め。むしろそこに、ある種の品の良さを感じます。