味わい |
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香り |
ワイン名 | Sartori Villa Mura Pinot Grigio Blush |
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生産地 | Italy > Veneto |
生産者 | |
品種 | Pinot Grigio (ピノ・グリージョ) |
スタイル | Rose Wine |
2022/11/09
(2020)
価格:1,000円 ~ 1,499円(ボトル / ショップ)
ピノ・グリージョ(グリ)の旅・その135 2020 カーサ・ヴィニコラ・サルトーリ ヴィッラ・ムーラ ピノ・グリージョ ブラッシュ デッレ・ヴェネツィエD.O.C. ヴェネト/イタリア 火曜日のワイン。 前日、家族のために抜栓したヴェネトのグリ/グリの「ブラッシュワイン」をいただきました。 ブラッシュワインは、赤ワイン用のぶどうを白ワインとほぼ同じ製法でつくる、淡いロゼタイプのワイン。 いわゆるオレンジワインの作り方に似ていますね。 「ブラン・ド・ノワール」とか、「ヴァン・グリ」と呼ばれるワインと、ほぼ同義だと思います。 個人的には、カリフォルニア以外のブラッシュワインというものを、いただくのはもちろん、見るのも聞くのも初めてです。 少なくとも私の中では、ブラッシュとジンファンデルは分かち難く結びついていて、ブラッシュといえばカリフォルニアの「ホワイト・ジンファンデル」のイメージです。 イタリアにおいてグリ/グリのグリといえば、「ラマート(赤銅色)」と呼ばれる伝統的なワインがありますが、このワインも見た目はほぼラマートですね♪ 微かにグレーがかったピンクゴールドの外観で、少しトロッとした質感。 ちょうど今日、その日を迎えた皆既月食の月の色のようなオレンジ近い色調です。 よくよく考えると、歴史的な天体ショーの当日というタイミングに合わせて飲むのに、実に相応しいワインなのかもしれません(笑) 話を戻すと、このワイン、ラマートそのもののようなアピアランスですが、敢えて「ブラッシュ」の冠を戴いているからには、おそらくラマートを名乗るための条件をいくつか欠いているのでしょう。 香りは控えめなサクランボや金柑、穏やかなタイプのグレープフルーツ、黄リンゴ、そして錆びた鉄のようなザラついた金属のニュアンス。 口に含むと、適度にドライで適度に甘く、やや緩めの酸にまったり気味のボディ。 グリ/グリの伝統(?)に則った苦みと、思いのほか強く感じる、海水を連想するレベルの塩味! ややメタリックなミネラル感が、このワインの風味づけとしてピタリとはまり、印象的な余韻へとつながります。 お店によっては税込1000円を切る値段で購入可能で、私が買ったお店でも本体価格は1000円斬りのお手頃価格のワインですが、いろいろ学ぶところの多い、興味深いワインでした。
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