Qui est Yin, Qui est Yang ?
キ・エ・イン キ・エ・ヤン

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Qui est Yin, Qui est Yang ?(キ・エ・イン キ・エ・ヤン)
味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り

    基本情報

    ワイン名Qui est Yin, Qui est Yang ?
    生産地France
    生産者
    品種Cabernet Franc (カベルネ・フラン), Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン)
    スタイルRed Wine

    口コミ1

    • 3.5

      2025/07/07

      2日続けてボルドーですが、こちらは珍品枠(^_^) キ・エ・イン・キ・エ・ヤン? V.d.F. NV(2021) グラーヴの自然派のワインですが、目を引くのは何といってもその品種構成。 カベルネ・フラン60%にソーヴィニヨン・ブラン40%! シャトーヌフ・デュ・パプのように黒ブドウと白ブドウの混醸OKのエリアもありますが、ボルドーでは認可されていないので、ヴァン・ド・フランスでリリースしている初紐候補の珍品(^_^) 認定されました【紐付け一番乗り】149件目です(^_^) 圧搾コルクはカズボンヌの文字とトンボのイラスト以外にDIAM等の印字なし。 セパージュを知っているからか、少し透明感のあるルビーの色合い。 曇りは見えませんが、ボトルの底には微細な澱があり、無濾過・無清澄のようです。 香りはやや還元的で、酢酸系のニュアンスがあり、生(き)のぶどうジュースのようで、如何にも自然派。 味わいにもソーヴィニヨン・ブラン由来か酸味があり、やはり酸っぱめなぶどうジュースのようで、カベルネ・フランらしさは感じられません。 ブラインドだったら絶対に当てられないタイプ。 ユニークな香味が2日目にはどうなっているか。 半分残して明日のお楽しみに(^_^) 最後の写真は前日作ったアクアパッツァで、このワインには合わせておりません。 【7/7 2日目】 還元香、酢酸系の香りが落ち着き、ベリー系の香味やカベフラのタンニンが感じられるようになり、美味しくいただきました(^_^) 評価は少し上げます。 【ショップ情報】 カズボンヌはガロンヌ川上流サン=ピエール・ド・モンのコミューンで最も古い歴史を持つ。 40ha超を所有、全ての畑で有機農法を行う。 2016年、ジャン=バティスト・デュケインが購入。このプロジェクトはテロワールと葡萄に敬意を払い、ビオディナミへの再転換を主導しており2020年ヴィンテージからはワインにDemeterとBIOが表示される。 ビオディナミ農法にならぶ当主のパッションは、"忘れ去られたボルドー品種の再発見"。 ジャン=バティスト自身が、ボルドーに残る古い文献を読み漁った結果、1700-1900年にかけて、ボルドーには、品種の非常な多様性があったことを発見。 文献によると、赤白あわせて優に100を超える品種がボルドー地方全体で用いられてたにもかかわらず、1900年代に、現在我々の知る数種へと激減してしまった。 現代の品種選択に、とりわけ大きな影響を与えた出来事として、彼は、1956年に一ヶ月間続いた冷害を指摘。この前代未聞の冷害により、当時のボルドー地方全体の約9割にあたる10万ヘクタール以上が新たな樹への植え替えを余儀なくされた。 この時点でボルドーには、AOCならびに1953年に追加された法によって、地域ごとに"推奨"される品種(つまり現在の主要品種)が定められていまた。これらの法に基づいて一斉に植樹が行われた結果、ボルドーの画一的な品種選択が完成したと彼は主張している。 現在、彼自身が"ラボ"と呼ぶ区画では、サン・マケール、キャステ、メリーユといった過去のボルドーの品種約60品種が栽培されており、それぞれの品種の持つ個性や環境への適応性が試されている。 エージェント情報 葡萄:カベルネ・フラン60%、ソーヴィニヨン・ブラン40%畑・土壌:石灰質粘土 醸造・熟成:2021年9月23日、最後のソーヴィニヨンの収穫と成熟を待ったカベルネ・フランの収穫が重なった。白ブドウと黒ブドウの収穫日が重なることはボルドーでは一般的ではない。葡萄は同じタンクで発酵、熟成さ。驚くほどフレッシュで果実味がある。骨格のある余韻。  近年、世界中で増加しつつある黒ブドウ+白ブドウの混醸ワイン。 白ブドウの液体比率が高い分、黒ブドウの色素が飽和せずに溶け込んでしまうため外観からは白ブドウを思わせない赤ワイン。

      キ・エ・イン キ・エ・ヤン