Morca Garnacha
モルカ ガルナッチャ

スペイン アラゴン州 D.O.カンポ・デ・ボルハ ガルナッチャ・ネグラ 2018年 カシスジャムの様な凝縮黒ベリーにココナッツ系の甘やかクリーミーな香り。 シナモン、クローブやオリエンタルスパイス、インクやタール、エタノール、仄かに毛皮の様な野性的な香りも。 口に含むと、香りのイメージに近い濃ゆく樽リッチなアタック。 酸もあるけどフルーツの厚みにやや押され気味。 収斂味はやや強いけどザラつかず邪魔にはならない。 アタックからの太く勢いのあるフルーツ爆弾が中盤まで支配的。 そしてアルコール感が強くドライな中間の後はスパイスが甘やか樽ベリーに乗っかってもう一段パワフルに。 そのまま真っすぐ余韻まで、かなり長く舌の両脇と付け根を収斂させながらフェードアウト。 甘やかフルーツと樽クリームが中心にあるのは間違いないんですけど、一点豪華主義みたいに尖って無いしどこかエレガントな雰囲気すら漂っている、、、出会ったことのないキャラ。 16%のアルコールもラベルを見て「そうなの？」って感じちゃいました。 黒蜜の様なトロッと濃密な液体なんですけど、不思議と重たすぎない感じ。。 流石ヒル・ファミリー、、上品な仕上がりだと感じます♪

スペイン北東部サラゴサ州カンポ・デ・ボルハ地区、モルカ ガルナッチャ2018をグラスで。ガルナッチャ100%。 色味はガーネット、香りはまず豊かに香る甘いバニラ、熟した感のあるブルーベリーとチェリー、乾いた木樽、甘味あるリコリスのスパイス香。 飲み口は厚みある口当たりにふくよかな果実味、厚みあるが溶け込んだタンニンとなめらかな酸味。 カリフォルニアワイン顔負けの濃いバニラ香を漂わせながらも、熟した果実感とまろやかな口当たりが上手くまとまっている、意外にくどくなく頂ける美味いワイン。 蒲田に新たにオープンした、花屋＋ワインバーという雰囲気の良いスタンディングバー。天井からドライフラワーがぶら下がる、明るい時間帯に映えるオシャレカウンターでスペインのナチュールワインが頂ける。隣にいらっしゃった方の言では、蒲田離れしたシャレオツなワインバー。